■調査結果サマリー
<開業・起業層>
・開業・起業をしている人は9.1%
・本業ではない「副業・趣味」からの職種で開業・起業した人は全体で18.7%、40代以下に限定すると24.4%
<未開業・未起業層>
・未開業層の中で、本業以外に収入がある人は12.3%
・本業以外に収益がある未開業層の中で、起業や収入目的ではない収益活動
『プレフリーランス』 を行っている人は21.2%
・開業・起業をしたいができていない人の理由ランキング1位は「スキル不足」
■調査概要
調査期間:2024年9月27日〜9月30日
調査方法:Webアンケート方式
調査対象:20代~60代男女
有効回答:1,053件(本調査)
<開業・起業層>
■開業・起業をしている人は全体の9.1%
開業・起業を個人事業主、または法人であることと定義し、すでに開業・起業をしているかを質問したところ、「している」と答えた人は全体の9.1%という結果になりました。
■40代以下の開業層の約4人に1人が、「本業」ではなく「副業」や「趣味」で行っていた職種で開業
開業・起業層に対して、開業する前からその職種の経験があったかを質問したところ、本業で行っていた職種ではなく、副業や趣味で行っていた職種で開業した人は40代以下だと24.4%と約4人に1人が該当しました。これは全体の18.7%よりも約6%多く、若い世代の方がその割合が高くなる傾向がみられます。
<未開業・未起業層>
■未開業層の中で本業以外に収益がある人は12.3%
未開業層に対して、現在の収入源を質問したところ、本業以外での収益がある人は12.3%いるという結果になりました。
■本業以外に収益がある未開業層の中で、起業や収入目的ではない収益活動
『プレフリーランス』 を行っている人は21.2%
未開業層の中で本業以外で収入が発生している人に対して、その活動を始めたきっかけを質問したところ、「収入を増やすため」が65.3%と最も多い一方、「趣味」や「スキルアップのため」といった、収入や起業目的とは違う疑似的フリーランス活動『プレフリーランス』を行っている人が21.2%いる結果になりました。
■開業・起業をしたいができていない、もしくはしたくない人の理由ランキング1位は「スキル不足」。一方開業・起業に向けた準備をしている人の悩みランキングでは「スキル不足」は最下位と真逆の結果に
開業・起業をしたいと思っているが行動できていない、もしくはそもそもしたいと思わない人にその理由を質問したところ、最も多かったのは「スキル不足(44.5%)」でした。一方、開業・起業に向けた準備を行っている人の悩みランキングでは、「スキル不足」は最も少ない22.7%という真逆の結果になっており、自身のスキルへの自信が開業・起業に向けた第一歩のハードルになっていることが伺えました。
■調査結果についての見解
国内における生産年齢人口の減少に伴い、多種多様な働き方や生き方が提唱されている中において、今現在の個人の方々が開業や起業に対してどのような考えを持ち、行動をしているのかを知るため実態調査を実施しました。結果としてでてきた最新の開業・起業層の割合は9.1%と、一概には比較できないものの政府の成長戦略に掲げていた「開業率10%台」にもう少しで届きそうな数値であり、「スモールビジネス」のトレンドを感じる結果となりました。また、趣味や副業から起業されている方も若い世代に多くなっているように、起業のきっかけやその形は自由であり、決して本業からの起業といった決まった形式ばかりではないということを、世の中に知っていただきたいと思っています。freeeはこれまで、開業・起業にまつわる雑誌やサービスを通して個人の方の創業をサポートして参りましたが、上述のトレンドや傾向も踏まえ、“スモールビジネスを起業しようとする人が起業するまでをサポート”するオンラインの学びの場「スモビのがっこう」もこの8月に開校しました。すでに2回の講座が終了し、延べ300名を超える多数のお申し込みをいただいています。
freeeは今後も皆様のご期待に添えるようサービスの拡充に努めて参ります。
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