但馬信用金庫と国内最大の事業承継・M&Aマーケット「TRANBI(トランビ)」を運営する株式会社トランビ(以下 TRNBI)は、事業承継問題を抱える中小企業オーナーへの事業承継支援サービスの提供について、2018年5月1日より業務提携を開始することを発表した。本提携は西日本エリアの信用金庫として初の提携となる。
但馬信用金庫の主要営業エリアである兵庫県において、帝国データバンクの行った「兵庫県休廃業・解散動向調査(2017年)」によれば、兵庫県内企業の社長の平均年齢は65.8歳、また、60歳以上の割合は71.9%となっており、経営者の高齢化が進んでいることが浮き彫りになった。
2017年(1月?12月)の兵庫県内の「休廃業・解散件数」は836件である一方、「倒産」450件となっており、「休廃業・解散件数」が「倒産」の1.86倍以上の状況となっている。一方、高齢の経営者のうち3分の2近くが後継者不在となっており、廃業問題が深刻化している状況にある。
今回の業務提携により、但馬信用金庫は顧客に対して、TRANBIの全国ネットワークを活用したM&Aによる事業承継機会を提供し、後継者問題・廃業問題に悩む中小企業経営者への事業承継支援サービスを強化していく。
TRANBIのユーザー数は、3月末現在で約6,500社超となっており、業種や事業規模の大小に関わらず、全国から優良な承継先候補となる企業を提案することが可能になるという。
今回の業務提携締結後は、事業承継・M&Aセミナーの共催や但馬信用金庫の営業職員による顧客企業へのTRANBI活用方法の紹介、本部職員によるM&Aアドバイザリーサービスの提供などを推進し、兵庫県・京都府北部地域の中小企業様のM&Aによる事業承継を共同で推進していく。
【但馬信用金庫 概要】
但馬信用金庫(預金残高4,359億円、貸出金残高 1,734億円2017年3月31日現在)は、大正13年8月に設立された有限責任信用組合豊岡同栄社をルーツとし、兵庫県・京都府北部地域の中小零細事業者や生活者の相互扶助のための金融機関です。
但馬信用金庫は、兵庫県下(豊岡市・養父市・朝来市・美方郡・神崎郡・姫路市・高砂市・加古川市・揖保郡太子町)、京都府下(京丹後市・福知山市)に29店舗を展開し、一番身近で信頼される金融機関として、金融効率化促進と地域社会への奉仕を基本に、より多くのお客様にお取引いただけるよう日々工夫を重ね地域での存在感を高めて参ります。
但馬信用金庫:
http://www.tanshin.co.jp/
【国内最大の事業承継・M&Aマーケット「TRANBI(トランビ)」概要】
「TRANBI(トランビ)」は、現在大きな社会問題となっている廃業問題・事業承継問題に対して、オンラインM&Aという手段を活用して解決することを目的とした国内最大の事業承継・M&Aマーケットです。
「TRANBI(トランビ)」では、M&Aの一連のプロセスで最もコストを要するとされる買い手候補を探すプロセスをインターネット上のオープンプラットフォームを活用することで、従来の10分の1の期間で、平均10社以上の買い手候補からオファーを受けられるサービスです。2018年3月末時点の登録ユーザー数は6,503社、累計M&A案件数1,157件、累計マッチング数3,725件、平均買い手候補社数10社となっており、名実ともに国内最大規模となっております。
TRANBI:
https://www.tranbi.com