西武鉄道と西武レクリエーションが建設を進めていた複合型温泉施設「西武秩父駅前温泉 祭の湯」が4月24日オープンした。西武秩父駅に隣接し、秩父地域の活性化、西武鉄道沿線および西武鉄道がつなぐ広域の地域活性化、地域創生などが狙いだ。設計施工は西武建設、造園施工は西武造園、デザイン監修は乃村工藝社が担当した。
施設内は、天然、人工など多様な温泉を楽しめる「祭の湯(温泉エリア)」や、「呑喰処祭の宴(フードコート)」「ちちぶみやげ市(物販エリア)」があり、秩父ならではの魅力が盛りだくさん。祭の湯は男湯5つ、女湯6つの内湯、男女それぞれ4つの露天風呂を完備。建物の外観は「秩父夜祭」の屋台を再現しており、ユネスコ無形文化遺産への登録を受けた秩父エリアのブランドを後押ししていく。
国の課題である地方創生に対する方策として、“温泉”をキーワードに地域活性化を図る他の地域ともコラボレーションしていく。オープンに際し、人工温泉では熊本地震の復興支援の観点から、熊本県の名湯・黒川温泉を再現。熊本の観光・物産支援も行う。
秩父地域の活性化と地方創生の両立を図り、日本全国の地域とコラボレーションしながら地方創生のモデル事業を目指す。
参考:
西武秩父駅前温泉 祭の湯【公式サイト】
http://www.seibuchichibu-matsurinoyu.jp/matsuri/