株式会社LASSIC(ラシック)が運営する、「場所に依存しない働き方」を推進・支援する情報を発信するWEBメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」が、「職種別のテレワーク経験」に関するアンケート結果を公開した。
オフィス以外の場所で仕事をする勤務形態『テレワーク』。昨今のコロナ禍の影響を受け、あちこちで『テレワーク導入』『テレワークへ移行』という言葉を目にするようになった。東京都が今年2月5日に発表した情報(※)によると、2月の都内企業(従業員30人以上)のテレワーク導入率は63.5%。1月前半の前回調査(57.1%)に比べて6.4ポイント上昇し、都の調査では、最高の導入率となった。
全体としてテレワーク経験者が増加しているようだが、具体的にどのような職種でテレワーク導入が進んでいるのか。今回は、『現在テレワークで働いている』もしくは『過去テレワークで働いていた』という人を対象に、該当の職種と、テレワークの実施頻度について調査が行われた。
【職種とテレワークの導入状況】
人事、総務、法務、経理、労務管理、広報などが含まれる事務系の職種が約4割を占める結果となった。近年、事務系領域のIT化が加速し、クラウドサービスが充実してきたことも影響しているかもしれない。IT領域を除く技術系など、『過去テレワークで働いていた』と回答した方の割合が多い職種のなかには、4月の緊急事態宣言時に一次的な措置としてテレワークを導入したものの、中長期的な実施は業務上難しいという会社もありそうだ。
【テレワークの勤務状態】
最も多かった回答は「週に2回」の19.50%、次いで「週に3回」の17.55%であった。「週に1回」「週に4回」という回答も含めると約6割が、オフィスの出社人数を制限するために社員によって出社日変えたり、業務内容によってオフィスワークとテレワークを使い分けるなど、いわゆる『ハイブリッド勤務』を行なっているようだ。
一方、「週に5日以上」「完全にテレワーク」と回答された方もあわせて3割近くにのぼり、職種や業務内容によっては、ほぼ出社することなく業務遂行できているようだ。
詳しい調査結果はこちら:https://teleremo.net/?p=67