山口県では、「やまぐち創生テレワークオフィス『YY! SQUARE(ワイワイ! スクエア)』」を、県庁本館棟1階 県民ホール内に設置し、7月27日(火)より利用を開始しました。山口県の豊かな歴史や四季折々の自然にふれリフレッシュしながら、充実したオフィス環境で「新しい働き方」が実践できます。
コロナ禍を契機に、企業のテレワーク実施率が17.6%から56.4%に上昇※1 するなど、場所や時間にとらわれない新しい働き方が全国的に普及するとともに、都市部においては、地方移住への関心が高まっています。山口県では、こうした動きを捉えて、「地方創生テレワーク」※2のモデルオフィスを、全国で初めて県庁内に設置しました。都市部の企業等に勤務されている方が地方に移住し、テレワークを活用して都会と同じように働く「転職なき移住」を実現していくことで、山口県への新たな人の流れの創出・拡大を図ります。
村岡嗣政知事はオープン前の7月21日に行われた定例会見で、「より多くの皆さまにモデルオフィスを知っていただき、利用促進が図られるよう積極的にPRしていきたい」と述べています。
首都圏等の県外に勤務されている方が、子育てや介護等を行うために滞在される際の、都市部のオフィスと山口県をつなぐ場所としてのご利用や、県内に勤務されている方々に、出張前後の時間を有効に使っていただくためのテレワーク利用など、「新しい働き方」を実践する場として、ご活用いただきたいと考えています。
また8月には山口宇部空港内に、ワーケーションゲートウェイ施設の設置も予定しており、地方創生テレワークに関する施策のさらなる充実を図っていきます。
※1:(出典)株式会社東京商工リサーチ「第2~8回新型コロナウイルスに関するアンケート調査」
総務省:テレワークの最新動向 http://teleworkkakudai.jp/seminar/2020/pdf/iwate/01_soumu201127.pdf
※2:地方創生テレワークとは:
テレワークを活用して「転職なき移住」(都会での仕事を辞めることなく、地方へ移住すること)を実現し、地方創生に資することを目指す取組。
これにより、地方への新しい人の流れを創出し、東京圏への一極集中の是正、地方分散型の活力ある地域社会の実現を図ることを目的とする。
【施設情報】
オフィスには、仕切りのあるパーソナルデスクのほか、WEB会議用の防音ブース、会議室等を備えており、Wi-Fi、電源、プリンターなどと併せて、全て無料でご利用いただけます。また、施設内には、県政コンシェルジュを配置し、移住のご相談にも、その場で対応する体制を整備しています。