株式会社マイベスト(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:吉川徹)が運営する、ユーザーに最高の選択体験を提供するおすすめ情報サービス「mybest」は、転職エージェントに関する意識調査と編集部による検証調査を実施し、その結果をサイト内(https://my-best.com/5101)にて公開しました。
■アンケート調査概要
- 調査対象:過去1年以内に転職エージェントを利用した男女100人
- 調査期間:2022年1月
- 調査方法:対象者へのアンケート、編集部による検証調査
- 調査機関:mybest編集部 サービスチーム
アンケート調査で分かった転職エージェント利用傾向
■コロナの影響による転職者は全体の約3割。業績悪化だけでなく、勤務体制への不安も理由として挙げられた
mybestが行ったアンケート調査では、過去1年以内に転職エージェントを利用した求職者のうち、「転職理由にコロナの影響がある」と答えた人の割合は約27%で、3割の求職者がコロナの影響で転職していることがわかりました。「ある」と答えた求職者の回答を見ていくと、最も多かったコロナによる業績悪化に加えて、リモートワークが出来ないことに対する不安や緊急事態宣言で県外への移動が出来なくなったことによる地元企業へのUターン志向など、コロナ禍で生まれた新しい価値観に起因する転職理由も見られました。
「ある」と答えた求職者の回答
- コロナで地元に帰ることができず、地元での就職を真剣に考えたからです。(20代:女性)
- コロナ禍においても現場稼働は変わらず、感染リスクが高まるばかりだったから。またそれに対する会社の対応が注意喚起のみだったから。(20代:男性)
- コロナの影響で、会社の業績が悪くなり、収入が減少したため。(40代:男性)
■リモート普及により、70%近くの利用者が「転職しやすくなった」と回答した
会社や学校などコロナ禍で急速に普及したリモート対応。転職エージェントでもオンライン面談や電話のみの対応で転職サポートを受けられる企業が増えており、今回の調査でも86%の求職者が対面以外の方法で面談を行っています。リモート対応の普及による転職エージェントへの意識調査では、約7割の求職者が「リモート対応によって転職エージェントが使いやすくなった」と回答しました。また、その理由として最も多く挙げられたのは移動時間がないこと。オンライン面談が普及したことで、転職エージェントの支店がない地方の求職者や、対面での面談が時間的に難しい求職者でも転職エージェントとコミュニケーションがとりやすくなったと言えます。
■転職者が転職エージェントで重視したポイントは求人の量がトップ。エージェントの対応も重要視されている
「転職エージェントを利用して嫌な思いをしたことがありますか?」というアンケートに対しては、86%の求職者が「ない」と回答。転職エージェントを利用したことによる求職者の満足度は高いと言えます。一方で、「ある」と答えた人に理由を聞いたところ、「希望と違う求人を押し付けられた」「エージェントの対応に不満があった」等の理由が多くあげられました。実際に、転職エージェントを使う上で重視したことを調査したアンケートでは、「求人の量」と「エージェントのアドバイスの丁寧さ」が回答の多くを占め、転職エージェントのニーズの多くが、エージェントのアドバイスと、自分だけでは見つけられない求人情報の紹介であると言えます。
「嫌な思いをしたことがある」と答えた求職者の回答
- 年齢に対するネガティブな意見ばかり言ってくる。高齢の求人として成功する例やアドバイスを全くしない。(50代:男性)
- 言葉使いは丁寧だが、条件だけ見て求人を進めてきたため。とにかくマッチさせ、紹介料ほしさに感じた。(30代:女性)
- 仕事中だというのに何回も電話をかけて来られた時は、ちょっとなぁと思いました。出られる時間を教えているのでその時間に電話してほしいと思った。(20代:女性)
マイベストが検証調査した転職エージェント総合評価ランキング
アンケートを踏まえ、求職者が重視する「求人の量」「エージェントのアドバイスの丁寧さ」を大手転職エージェント7社で検証調査し、その結果をランキング形式で発表しました。
求人数が圧倒的なリクルートエージェントがトップを獲得。次回も使いたいと答えた人が65%と半数を占めた
検証の結果、大手人材会社のリクルートが運営している「リクルートエージェント」がトップを獲得。評価につながったのは公開求人・非公開求人を合わせて30万件以上の業界トップクラスの求人数で、2位のdodaに3倍近い差を付けました。
また、実際の利用者アンケートでも「条件に合う求人をたくさん紹介してくれて、選択肢が広がった」など、求人数を活かした提案力を評価するコメントが寄せられました。「次回の転職でも利用したい」と答えた人が65%と半数を占めた満足度の高い転職エージェントです。
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■選び方を監修していただいた専門家
ルーセントドアーズ株式会社代表取締役 黒田真行
1988 年リクルート入社。元「リクナビNEXT」編集長。リクルートエージェント ネットマーケティング部部長、株式会社リクルートメディカルキャリア取締役を歴任。2014年ルーセントドアーズを設立。
35歳以上向け転職支援サービス「Career Release40」を運営。2019年、ミドル・シニア世代のためのキャリア相談特化型サービス「CanWill」を開始。
人事・戦略コンサルタント 松本利明
HR総研客員研究員。PwC・マーサー・アクセンチュアなどの大手外資系コンサルタント会社のプリンシパル(部長級)を経て現職。国内外を代表する大企業からスタートアップ企業まで600社以上の人事や働き方改革に従事。『できる30代は、「これ」しかやらない ~会社に使われて終わらないシン・働き方の教科書~』(PHP研究所)が新刊。『「いつでも転職できる」を武器にする』(KADOKAWA)・『「ラクして速い」が一番すごい』(ダイヤモンド社)をはじめベストセラー多数。
※専門家は記事の中の選び方部分を監修しています。