JAGフィールド株式会社(本社所在地:愛知県名古屋市、代表取締役:菊田 太一)は、建設業での勤務経験を持つ専業主婦(女性)を対象に、「コロナ禍による専業主婦の再就職・復職」に関する調査を実施しました。
JAGフィールド株式会社は、2021年11月に『CAD求人.com』(https://www.cad-kyujin.com/)のサイトをリニューアル致しました。
『CAD求人.com』は、CADに特化した転職サイトとして、スーパーゼネコンから地元優良建設会社、設計事務所まで、全国47都道府県のお仕事情報を毎日更新。
開設以来多くの皆さまにご利用いただいてきました。
この度のリニューアルでは、皆さまにより見やすく、また情報を分かりやすくお伝えできるホームページとなるように、デザインや構成を一新しました。
これにともない当社では、コロナ禍の影響による収入不安が増加している現在の再就職(復職)について、建設業での勤務経験を持つ専業主婦(女性)を対象に、「コロナ禍による専業主婦の再就職・復職」に関する調査を実施しました。
【長引くコロナ禍】世帯収入に不安が募る方は多い
はじめに、コロナ禍での世帯収入に関する不安について伺っていきたいと思います。
「長引くコロナ禍を受け、世帯収入に不安がありますか?」と質問したところ、7割以上の方が『とても不安がある(30.9%)』『やや不安がある(40.8%)』と回答しました。
コロナ禍によって経済活動にも大きな影響が出てるため、収入面に不安を抱いている方はやはり多いようです。
では、コロナ禍によって世帯収入は減っているのでしょうか?
そこで、「コロナ禍(2020年2月)以降、実際に世帯収入が減りましたか?」と質問したところ、6割以上の方が『かなり減った(20.6%)』『少し減った(40.1%)』と回答しました。実際に世帯収入が減ってしまった方は6割以上と多いことから、コロナによる余波はサービス業等の規制対象となっている業種だけでなく、それ以外の業種にも様子が見て取れます。
具体的にどれくらい減ったのでしょうか?
「かなり減った」「少し減った」と回答した方に「月収はいくらくらい減りましたか?」と質問したところ、『5万円未満(38.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『5万円以上10万円未満(36.7%)』『10万円以上20万円未満(14.9%)』『20万円以上30万円未満(4.1%)』『30万円以上(5.4%)』と続きました。
人によって開きがあることが分かりますが、数万円でも収入が減るということは、家計に打撃を与えかねません。
本来コロナがなければ稼げていたはずの収入がなくなるのは、悩ましいことですね。
【再就職(復職)するとしたら…】これまでのスキル・経験を活かしたい方は2割
先程の調査で、6割以上の方がコロナ禍で世帯収入が減ったことが分かりました。
収入を補うためにも、再就職や復職を考える方も少なくないはずです。
では、どのような仕事に再就職・復職したいと考えているのでしょうか?
「再就職あるいは復職するとしたら、どのような仕事がいいですか?(複数回答可)」と質問したところ、『未経験でもできる仕事(48.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『扶養内など勤務日数の融通が利く仕事(41.8%)』『フルタイム、時短勤務など労働時間の融通が利く仕事(33.8%)』『テレワークなど勤務スタイルの融通が利く仕事(25.0%)』『スキルや経験を活かせる仕事(20.9%)』と続きました。
過去のスキルを活かしたいと考えている方は2割で、半数近くの方が未経験でもできる仕事を求めていることが分かります。その理由について詳しく深掘りしていきましょう。
■その仕事を選ぶ理由とは
- 仕事を辞めてだいぶ経つので、無理なく出来る事から始めたい(40代/福岡県)
- 子供の予定を最優先に考えたい(40代/東京都)
- コロナ禍でなるべくリモートで仕事が出来るならそうしたい(50代/福岡県)
- スキルを活かし、得意分野で働きたい(50代/兵庫県)
などの回答が得られました。
自分がやりたいことや収入を最優先で考える方よりも、自分のライフスタイルに合った待遇がある仕事に魅力を感じている方が多いのかもしれませんね。また、建設業で働いていた頃のスキルを活かしたい方もいることが分かりました。
【ブランクがあるし…】再就職(復職)での業種・職種の選定基準と不安
ここまでの調査の結果、ブランクがあることからまずは未経験の仕事で復職したい方が多いことが分かりました。
では、具体的にどこを選定基準として業種や職種を決めようと考えているのでしょうか?
そこで、「再就職(復職)する際(仮定も含めて)の、業種・職種の選定基準を教えてください」と質問したところ、『経験のある業種(建設業)かつ職種(スキル・経験を最大限活かしたい)(24.0%)』『経験のある業種(建設業)で未経験の職種(経験のある業種で新たなスキルを身に付けたい)(9.9%)』『未経験の業種(建設業以外)で経験のある職種(未経験の業種でスキルを活かしたい)(25.0%)』『未経験の業種(建設業以外)かつ職種(全く新しい業種で経験やスキルを身に付けたい)(41.1%)』と回答しました。
建設業を選んだ方はおよそ3割で、それ以外は全く経験のない業種で働きたいと考えているようです。
その理由とは一体何なのでしょうか?
業種と職種を選ぶ理由を詳しく聞いてみました。
■その業種・職種を選ぶ理由とは
- 経験のある業種(建設業)かつ職種(スキル・経験を最大限活かしたい)
今から新規で覚えるのは辛い(40代/福島県) - 経験のある業種(建設業)で未経験の職種(経験のある業種で新たなスキルを身に付けたい)
どんな業種でも、経験したいから(40代/福岡県) - 未経験の業種(建設業以外)で経験のある職種(未経験の業種でスキルを活かしたい)
未経験の他業種より入っていきやすいと思う(40代/滋賀県) - 未経験の業種(建設業以外)かつ職種(全く新しい業種で経験やスキルを身に付けたい)
時間の融通が一番だから(40代/愛知県)
新しいことをしてみたい(50代/福岡県)
などの回答が得られました。
未経験の業種や職種を選ぶ方は、新しいことに挑戦してみたいという前向きな気持ちの方がいる一方で、待遇面を優先している方もいるようです。
反対に経験のあるものを選ぶ方は、新しく覚えることへの不安から過去のスキルを活かしたいと考えていることが窺えます。前の仕事にやりがいを感じていたかどうか、自分に合っていたかどうか等も関係しているのかもしれませんね。
再就職や復職に不安を感じる方はどれくらいいるのでしょうか?
そこで、「再就職(復職)についての不安がありますか?」と質問したところ、9割近い方が『とても不安がある(53.5%)』『少し不安がある(35.3%)』と回答しました。
ほとんどの方が不安を感じているという結果となりました。
実際にどのような不安を抱えているのでしょうか?
「とても不安がある」「少し不安がある」と回答した方に詳しく聞いてみました。
■再就職で感じる不安とは
- 人間関係と家事との両立(40代/埼玉県)
- 現役時代のように仕事がこなせるかどうか(50代/兵庫県)
- 年齢が高くなったので職種も限られてしまう(50代/三重県)
- 特別なスキルがない(50代/兵庫県)
などの回答が得られました。
仕事をこなせるかどうかの不安や、プライベートとの両立に不安を抱えている方が多いようです。
過去のスキルを活かしたいと思っても、長年働いてないブランクがある方にとって、久しぶりの仕事は不安に感じることが多いようですね。
また、家事や育児をこなしながら再就職となると、生活スタイルが全く変わってくるため、そこに不安を感じている方もいるようです。
【再就職(復職)への道のり】探し方は求人サイトが最多
ここまでの調査の結果、9割近い方が再就職に不安を感じていることが分かりました。
では、再就職を考えている方は就職先を何で探しているのでしょうか?
そこで、「再就職(復職)先はどのようにして探しますか?」と質問したところ、『総合求人サイト・求人誌(43.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『ハローワーク(27.1%)』『家族・友人・知人からの紹介(10.6%)』『業界特化型の求人サイト・求人誌(7.3%)』と続きました。
最も身近な存在ともいえる求人サイトや求人誌は、手軽に探せるからこそ人気があります。
もっと本格的に探したい方には、ハローワークや業界特化型の求人サイトも使われているようです。
働きやすいと思える自分に合った勤務先を見つけるためには、幅広い情報収集が必要になりそうですね。
【まとめ】スキルを活かしCADオペレーターとして活躍しませんか?
コロナ禍での専業主婦の再就職に関する考え方を調査してみると、不安を感じていることが多いことが分かりました。
培ってきた技術を活かしたいと思っても、ブランクがあるとなかなか一歩を踏み出すのが難しく感じてしまう方も多いでしょう。
しかし、先が見えないコロナ禍だからこそ、不安を少しでも解消するために、自分らしく働ける職場を見つけたいと考える方もいます。
そこで、近年需要が高まっているCADオペレーターでの就職がおすすめです。
過去のスキルを活かせる職場で、やりがいを持って取り組める仕事を探してみてください。