インターネットによるコミュニケーションの一層の拡大に伴い、社会におけるデジタル・コミュニケーションの重要性が拡大している。北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院では、デジタル・コミュニケーション分野の教育、研究の強化のために、この分野での先進企業であるヤフー株式会社（以下 Yahoo! JAPAN）と連携協定を締結することを発表した。協定の期間は平成30年4月1日?平成31年3月31日まで。その後、1年ごとに更新されていく。
Yahoo! JAPAN は、情報技術で人々と社会の課題を解決する「課題解決エンジン」をミッションに掲げ、インターネット社会における新しい役割を追求している。また、北海道上川郡美瑛町においては、2014年より地域課題の解決をテーマに、異業種の幹部人材を集めたワークショップを開催するなど、北海道の特性を活かした人材育成を進めるとともに、北海道の地方創生にも取り組んでいた。
国際広報メディア・観光学院では、これまでも先進かつ実践的知識の提供を目的として、外部実務経験者講師による講義を積極的に展開している実績があった。デジタル・コミュニケーションの重要性に対応し、今年度から、Yahoo! JAPANより現役の上級執行役員を客員教授に迎え、デジタル・コミュニケーション論演習を開講しており、Yahoo! JAPANの現役の5人の幹部社員講師により、実際のテーマを題材にした講義と演習を行い、デジタル・コミュニケーションの実際と本質について理解を深めていく。
今回の連携協定では、両者の関係を一層強化し、引き続きデジタル・コミュニケーション分野の教育での協力を求めるとともに、北海道経済の活性化などをはじめとする重要テーマに関し、デジタル・コミュニケーションの活用についての共同研究を進めていくという。
