熊本県ら7地域で総務省「IoTサービス創出支援事業」の実証事業を開始
BizReach Regional
2017/09/01 (金) - 07:00

九州周遊観光活性化コンソーシアム(代表機関:トラストパーク株式会社 本社:福岡県福岡市博多区、社長:山川 修)は、総務省「IoTサービス創出支援事業」において、シェアリングエコノミー型 九州周遊観光サービスモデル事業を2017年11月から開始する。

総務省「IoTサービス創出支援事業」は、データ利活用を促進するモデルを構築するとともに、必要なルールの明確化等を行うことを目的とした事業で、地方公共団体、大学、ユーザー企業等などの地域の主体が、生活に身近な分野におけるIoTサービスの実証事業に取り組み、克服すべき課題を特定、その解決に資するリファレンス(参照)モデルを構築するとともに、データ利活用の促進等に必要なルールの明確化等を行う。

九州周遊観光活性化コンソーシアム(代表機関:トラストパーク株式会社)が提案した「シェアリングエコノミー型 九州周遊観光サービスモデル事業」は平成28年度第2次補正予算の総務省「IoTサービス創出支援事業」のシェアリングエコノミー分野において採択された事業で、周遊観光客が安心・安全に車泊ができるスペースを設け、そこを起点に地域観光やアクティビティー等のコンテンツを連携させると共に、スマートフォン・車両検知センサーより、周遊・滞在データを収集分析、熊本地震被災地の復興事業や各地の観光振興施策への反映を図るリファレンスモデル。自然災害時は、防災拠点・一時避難場所としての活用も想定している。

熊本地震被災地の復興、九州各地の観光振興を目的として、熊本阿蘇の道の駅や長崎の島原城など7地域の不稼働時間帯の駐車場に車中泊を可能とするルール整備と無人運用が可能な電源供給型の駐車管理システムを導入し、新しい旅のカタチ「 車泊(くるまはく)」と「地域体験」を軸とした実証事業を2017年11月1日から開始する予定。

今後は地方公共団体が所有管理する遊休資産・不稼動資産や地域住民のスキルをシェアリングエコノミーのサービスにより有料化及び自走運営を実証しながら、各地への普及展開を目指す、としている。

 

サムネイル

 

【九州周遊観光サービスモデル事業概要】

九州周遊観光ポータルサイトを構築し、地域体験予約は「TABICA」、車泊スペースの予約は「軒先パーキング」と連携。車泊予約完了後に生成される予約QRコードを駐車場の給電制御装置にかざすと、予約した駐車スペースの電源コンセントが利用可能になる。当駐車場は日本RV協会の「RVパーク」と連携する。

また本事業は、キャンピングカーユーザーに限らず、一般車・レンタカーユーザーが「手ぶらで車泊」ができるように、各地でアウトドア用品や家電品等のレンタル及び人によるおもてなし運用も行い「グランピングパーク」として車泊ブランドの構築を目指し、車泊による滞在観光需要の掘り起こしを図っていく。

サムネイル

【実施団体名】
九州周遊観光活性化コンソーシアム
トラストパーク株式会社、熊本県阿蘇市役所、熊本県南阿蘇村役場、熊本県和水町役場、熊本県五木村役場、熊本県錦町役場、長崎県島原市役所、長崎県川棚町役場、特定非営利活動法人 価値創造プラットフォーム、九電テクノシステムズ株式会社、株式会社イー・フォレスト、軒先株式会社、株式会社ガイアックス、株式会社notteco、株式会社RVトラスト、株式会社よかネット、長崎国際大学 国際観光学科 尾場研究室、くるま旅クラブ株式会社、一般社団法人日本RV協会、九州・沖縄「道の駅」連絡会事務局

参考:
九州周遊観光サービスモデル(車泊・地域体験・ライドシェア)

Glocal Mission Jobsこの記事に関連する地方求人

同じカテゴリーの記事

同じエリアの記事

気になるエリアの記事を検索