兵庫県と神戸学院大学が地域創生に係る包括連携協力協定を締結
BizReach Regional
2017/09/13 (水) - 07:00

兵庫県は、神戸学院大学との間で地域創生に係る包括連携協力協定を9月13日に締結した。連携の特徴として、神戸学院大学の特色である薬学・栄養学・総合リハビリテーション学等の健康科学やコミュニティ防災等を活かした連携事業の取組みを進めていく。
 

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両者は将来にわたり活力ある地域社会を構築する「地域創生」の実現に向けて、今後、下記9項目の連携事項を実施していく予定。

【具体的な連携事項(案) 】

1  健康・福祉に関する事項
・健康寿命の延伸に関するシステムづくり、地域における健康づくり
・若者のこころとからだの健康づくりの推進

2  防災・減災に関する事項
・防災・減災まちづくりの推進、事前復興計画、災害時・災害後の対応についての共同研究

3  地域の活性化または交流の拡大に関する事項
・まちづくり、地域活性化への学生や教職員の参画・協働
・県内の「地域再生大作戦」に取り組む多自然地域等(養父市など)と学生のマッチングや地域課題の解決に向けた若者目線の提案企画・実施   
・地域におけるボランティア貢献(神戸マラソン、関西ワールドマスターゲームズ 2021 等)
・「ユースひょうごプロジェクト」~“Youth Hyogo Project”~(仮称)の創設により、地域創生、防災、健康寿命、情報発信等について政策検討を行い、若者目線からひょうごの魅力を発信

4  次代を担う人材の育成に関する事項   
・地域リーダー・青年リーダーの育成、男女共同参画、女性の活躍推進

5  雇用の創出に関する事項
・大学生の県内定着・就職促進及び兵庫におけるセカンドキャリアの形成促進

6  産業・科学技術の振興に関する事項
・若い学生の視点を生かした商品開発や販売手法等の提案、地域産業の活性化
・起業プラザひょうごでの交流促進
・兵庫県立福祉のまちづくり研究所との福祉用具の開発に関する共同研究

7  芸術・文化・スポーツの育成・発展に関する事項
・地域における芸術・文化の継承や紹介

8  学術・研究・広報に関する事項
・若者の視点を活かした SNS 等による情報発信
・西日本地域から県内への進学プロモーション

神戸学院大学は大学憲章で、大学の目指す姿の一つとして「地域の住民・産業界と共に進化する大学」を掲げ、1)社会に役立つ人材の育成、2)知の社会への還元、3)地域社会への貢献などを通じて社会に開かれた存在でなければならないと考えている。

神戸市や明石市などの自治体をはじめ、高校・大学との協定を締結し、さまざまな連携活動を行うとともに、大学独自の地域貢献活動にも力を入れている。

今後も大学からの積極的な情報発信を行い、研究成果の還元、グローバルな視点から地域社会の多様なニーズに対応できる教育、地域社会に貢献できる人材の育成など、地域社会との連携を強力に推進したいと考えている。

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