株式会社JTB総合研究所と国立大学法人千葉大学は、千葉県の協力のもと、産官学連携による地方創生事業の活性化および次世代型人材の育成を目指して、包括的連携協定を結ぶことを発表した。JTB総合研究所では国内の大学との間で包括的な連携協定を結ぶのは初めてとなる。
両社は現代の日本における高等教育において、グローバルとローカルの両面において課題解決を先導できる次世代型人材の育成は喫緊の課題として掲げており、千葉大学は以前より株式会社ジェイティービーの協力のもと、グローバルインターンシップなどの海外実践型の授業を実施していた。
今回の協定締結により、これまでの個別の授業に関わる協力に止まらず、ダイバーシティ環境が進むこれからの世界に対応できるグローバル人材の育成と、インバウンドを中心とした千葉における地域観光創生に向けて、既に千葉大学と連携協定を締結している千葉県の協力も仰ぎながら、産官学協働のもとに大学教育の新たな展開と地方創生への貢献を実現
。
JTB総合研究所は、10月より所属研究員を千葉大学に派遣し、「千葉における地域観光創生に関する教養教育」、「異文化間を越境しつつグローバルに活動していく素養を身につけるための高度教養教育(大学院共通教育科目)」などを提供する予定。
千葉大学では、このような学部から大学院までを通貫する教養教育を通して、世界に視野を放ちながらグローバルに思考し、同時にまた地域の課題解決に貢献できる人材養成に努めていく。