株式会社マピオンは、自治体や観光事業者が発信する観光スポットやイベント情報を、デジタル地図上で閲覧できるコンテンツ「マピオン観光マップ」のサービスを開始した。それに併せて、本コンテンツに観光情報を掲載する自治体や観光事業者を募集している。
「マピオン観光マップ」では、自治体による観光情報が掲載された全国の観光地図をスマホやPCなどで閲覧でき、観光スポットやイベント情報を市区町村別の地図から探せるほか、スマホやタブレットのGPS機能により現在地からルート検索も可能となっている。
観光スポットの住所や営業時間、電話番号などの観光に役立つ情報も掲載しており、情報は自治体により常に更新されるため、これまでの観光マップにある、「地図を見て行ったらお店がなくなっていた」「観光スポットが一時閉館していた」などの課題が解消できるという。
旅行中に近くのスポットを探すことはもちろん、自宅などで旅行計画を立てる際にも活用することも期待されており、現地に行かないと入手できない紙の地図とは異なり、「旅前」から「旅中」まで観光をサポートしていく。
マピオンでは、観光客の集客や周遊に活用できる「マピオン観光マップ」に、観光スポットやイベントなどの観光情報の掲載を希望する自治体(市区町村単位)や観光事業者を募集しており、掲載は無料。
自治体は、規定の登録フォームに入力するだけで、簡単に自治体ごとの観光マップが作成できる仕組みになっており、観光客に向けて、マルチデバイスに対応したデジタル版観光マップを提供できる。
自治体側で常に情報更新が可能のため、季節ごとのイベントを掲載するなど新鮮な情報を発信することが可能となっている。また、観光マップは、自治体のホームページにリンクを設置できるほか、登録されたスポット情報をマピオンの各コンテンツと連携させ、観光客を集客することができる。
なお実証実験として、足利市観光協会の協力により、足利市観光マップを作成しており、担当者からは「スポット情報を一括登録でき、作成の手間が少ない」など、評価も高い。
※足利市観光協会公式サイト:https://www.ashikaga-kankou.jp/
※足利市観光マップURL: https://tourist-map.mapion.co.jp/b/tm_trial_ashikaga/
マピオンでは、本サービスを自治体や観光事業者へ積極的な展開を図り、2018年度までに500自治体の掲載を目指すという。また、増加傾向にある訪日外国人に向けた情報発信のため、多言語対応も予定しており自治体向けに積極的に展開していく。
【サービス概要】
●サービス名:マピオン観光マップ
●URL:https://www.mapion.co.jp/d/tourist-map/
●主な特徴
① 自治体は無料で掲載
② 管理ツールで簡単にデータ登録・更新が可能
③ 地図マピオンなどマピオンの各コンテンツで紹介、集客サポート
④ GPSによる現在地検索
●対応言語:日本語 ※その他言語にも対応予定
●対応デバイス:パソコン、スマートフォン、タブレット