地方の耕作放棄地などを価値創造の場へ 地方創生に貢献する地域交流プロジェクト「RE FARM」販売開始
GLOCAL MISSION Times 編集部
2017/12/18 (月) - 07:00

株式会社JTBコーポレートセールスは、農業ITベンチャーである株式会社ファームフェス(以下、FARMFES)と協業し、地方の耕作放棄地や遊休農地を都市の企業向けにレンタルし地方創生に貢献するプロジェクト「RE FARM」を12月15日(金)より販売を開始した。

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現在、地方では高齢化や過疎化に伴う営農人口の減少により、今後農地として利用される予定のない耕作放棄地が年々増加し、農村環境への影響が社会課題にもなっている。一方、都市の企業においては、職場環境の多様化や働き方改革の浸透により、社内行事や職場旅行の見直し、福利厚生メニューの充実などの動きが活発になってきていた。

JTBコーポレートセールスでは、こうした地方と都市の課題をマッチングし、新たな交流を創造するため、FARMFESが契約する農場を使った企業向けの「RE FARM」プロジェクトを開発、販売をする。「RE FARM」は比較的大規模な農園を、企業向けに特化して企画したプログラムが特徴で、企業は農場の命名権、現地での大人数での収穫体験や農家との交流、収穫物の受け取りなどのサービスを受けることができる。また、農場は現地の農家により通年管理されるため、通常時の負担はなく、専用Webページで農家とのコミュニケーションも可能だという。

本プログラム「RE FARM」を通じて、企業に対しては職場旅行や社員の家族旅行、収穫物の社員への贈呈といった福利厚生メニューとして活用できると同時に、企業の地域貢献といった社会貢献活動としての価値も提供する。また、地方に対しては耕作放棄地の増加を防ぐと同時に、都市からの人流の創出、交流を創造することにより、地域活性化の場を提供していく。

プログラムの第1弾は、都心部から車で約2時間の山梨県の八ヶ岳地域の農場からスタートし、今後は全国10拠点を開発し、その地域ならではの体験コンテンツなどを企画していく。また、企業にゆかりのある地域でオリジナルの農場を開発するなど、オーダーメイドな要望にも対応していく予定だという。


【「RE FARM」でできること】
■マイ農場をご契約
企業様に契約いただいた農場は「マイ農場」となり、ご契約期間中、オリジナルの農場名がつけられます。作付けしたい作物は、農場ごとの「作付けカレンダー」からお選びいただけます。
農場は約150㎡~1,000㎡ほどで、ご予算やご希望に応じて、ご提案させていただきます。

■農場は農家さんが管理
農場は地元の農家さんが責任を持って管理いたします。安全で美味しい農産物を育ててもらうだけではなく、社員様に農場を訪問いただくことで、農家さんたちとの交流が生まれます。耕作放棄地の解消に加え、農家さんのやりがいにも繋がる地域貢献の形です。

■WEBページでの交流
農場をご契約いただきますと、ご契約企業様専用のWEBページができます。専用WEBページでは、マイ農場の農作物が育っていく様子などを農家さんが定期的に掲載、更新していきます。さらに、農家さんに農産物の収穫時期や美味しい食べ方、地域の天候やイベントなどを質問したり、動画を楽しんでいただくことで、WEB上でコミュニケーションをとることができます。

■農業体験をする
マイ農場では、専用WEBページからご予約後に品目や時期に応じて作付けや収穫体験ができます。
澄んだ空気と土の感触、農産物の匂いに直にふれることで、心と身体をリフレッシュ。職場のコミュニケーション向上になります。

■農産物を味わう
マイ農場で収穫しきれなかった農産物は農家さんが収穫し会社に発送いたします。新鮮で美味しい農産物を農家さんおすすめの食べ方などでお召し上がりください。

参考:
株式会社ファームフェス
https://www.farmfes.com/

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