公益社団法人日本観光振興協会とTripAdvisor, Inc.(以下、トリップアドバイザー）は、世界中のより多くの旅行者と多様な日本の地域を直接結びつけるとともに、日本における観光産業の基幹産業化に資するため、国内各地域の観光産業への有益な知見の提供、地域への支援活動等を共同で行う連携協定を結んだことを発表した。連携では、以下の3点を柱として取り組んでいく。
1. データ／コンテンツの提供
・トリップアドバイザー側より旅行に関するデータやコンテンツ、デスティネーションマーケティングのケーススタディやトレンドなどの情報を提示
・日本観光振興協会側より共同ニュースレターの定期発行（年4回を予定）
2. 人材教育での協力
・セミナー/勉強会などの実施
・主催イベントなどにおける講師協力
3. ケーススタディの共同創出
・特定地域における観光振興のための提案や支援
今後の予定としては、2月にニュースレター第一弾の配信を行うほか、2月14日に福井県にて開催される日本観光振興協会主催の「観光立国タウンミーティング」へトリップアドバイザーより人材協力を行う予定。また、ケーススタディとして、熊本県上天草市を対象に取組を行くという。
【日本観光振興協会 理事長 久保成人氏のコメント】
「この度、世界最大の旅行サイトであるトリップアドバイザー社と提携し、地域の観光振興のための活動を連携して取り組むことが出来ることを大変嬉しく思います。より多くの旅行者に多様な日本の地域を訪れてもらうには、トリップアドバイザーのサイトを活用することや、地域の観光マーケティング力の強化、特にデジタルマーケティング力の強化が必要です。
今後、今回の連携協定を踏まえ、地域の観光に関する様々なデータの発信、地域におけるマーケティング、発進力強化の支援等を共同で実施していくことにより、観光の主体である「地域」における観光振興のための活動を支援し、その促進をしっかり図ってまいりたいと考えております。」
【トリップアドバイザー アジア太平洋地域 デスティネーションマーケティング 統括責任者 サラ・マシュー氏のコメント】
「この度、日本観光振興協会と連携し日本の観光産業の振興に貢献できることを大変嬉しく思います。お互いのもつ知識や経験を活かして価値あるものを提供していくことを目指し、昨年から時間をかけて話し合いを続けてまいりました。我々の最終的な目標は、日本各地のホテル、観光、レストラン、ツアーオペレーターなど旅行業界に関わる皆さんの成長をサポートすることです。この度の連携により、最新の情報や動向を共有し、共に観光振興を進めて行けることを楽しみにしております。」
参考：
公益社団法人日本観光振興協会
https://www.nihon-kankou.or.jp/home/
