国内最大級の事業承継・M&Aマーケット「TRANBI（トランビ）」を運営する株式会社アストラッドと秋田県信用組合は、事業承継問題を抱える中小企業オーナーへの事業承継支援サービスの提供について業務提携を開始した。本提携は信用組合として全国初の提携となる。
「TRANBI（トランビ）」は、大きな社会問題となっている事業承継問題に対して、オンラインM&Aという手段を活用して、M&Aの一連のプロセスで最もコストを要するとされる買い手候補を探すプロセスをインターネット上のオープンプラットフォームを活用することで、劇的に効率化できるサービス。
（2017年1月10日時点の登録ユーザー数は5,536社、累計M&A案件数1,006件、累計マッチング数2,959件、平均買い手候補社数9社。）
団塊世代の創業経営者たちが70歳代を迎える今、事業承継問題は日本社会が抱える深刻な課題となっている。2016年に休廃業・解散した企業数2万4957件のうち、経営者の年齢が60歳以上の企業が7割を占めており、後継者の有無では77.2％が後継者の定まらない状態となっていた。また、社長の交代率は4%未満で推移しており、事業承継が進んでいない状況が浮き彫りになっている。
一方、帝国データバンクの調査では、2016年の社長の平均年齢は59.3歳となり、過去最高を更新している。また、社長の5人に1人が70歳代以上という調査結果もあり、事業承継問題が今後さらに深刻化していく可能性が高いと考えらている。
今回の業務提携により、秋田県信用組合は顧客に対して、「TRANBI」の全国ネットワークを活用したM&Aによる事業承継機会を提供し、後継者問題に悩む中小企業経営者への事業承継支援サービスを強化していく。
また、事業承継・M&Aセミナーの共催、「TRANBI」紹介パンフレットの配布などを行い、秋田県内の事業者様のM&Aによる事業承継を共同で推進していくという。
参考：
TRANBI【トランビ】
https://www.tranbi.com/
