freeeは、京都中央信用金庫との業務提携を開始し、同信用金庫が提供する創業融資「京都中信 創業スタートダッシュ」「スタートダッシュ・ツイン」等を利用される法人・個人事業主に対して、「クラウド会計ソフト freee」(以下、会計freee)を一年間無料で提供することを発表した。
本業務提携を通じ、京都地域のスモールビジネスの業務効率化や成長支援に向けた共同の取組みを進め、地域の開業率の向上や経済の活性化を目指す。なお、freee が西日本にある信用金庫と提携する初の事例になる。
京都中央信用金庫は2016年度の創業支援融資が750件を超えると共に、「京都市スタートアップ支援ファンド」や「きょうと農林漁業成長支援ファンド」への出資を行うなど中小企業の経営支援の取り組みを推進している。また、2016年には中小企業庁の公募案件として採択された「第二創業スクール」を主催し、ICTを活用した新たな事業展開をサポートするなど、成熟企業のICT活用支援にも積極的に行なっている。
今回、freee と業務提携することにより、地域の創業者や開業者を中心に「クラウド会計ソフト freee」などfreee が提供するサービスの導入を通じて、クラウドツールを活用したバックオフィス業務の効率化と経営情報の可視化を目指す。今後も両社の協業を強化し、京都地域のスモールビジネスの業務効率化や成長支援を進めていくことで、地域の開業率の向上や地元経済の活性化を目指していくという。
【今回の業務提携内容】
京都中央信用金庫が提供する創業融資「京都中信 創業スタートダッシュ」(第二創業を含む)、「スタートダッシュ・ツイン」(日本政策金融公庫との協調融資商品)等を利用される法人・個人事業主に対して、「会計freee」を一年間無料で提供。
・京都中信 創業スタートダッシュ
https://www.chushin.co.jp/kariru/dash.html
・スタートダッシュ・ツイン
https://www.chushin.co.jp/kariru/dash_twin.html
【今回の提携に対するコメント】
ひかり税理士法人 代表社員 谷 淳司氏
「クラウド会計ソフトfreee」の強みは、簿記の知識がなくても、触っていれば、いつの間にか自然と使いこなせるという優しいインターフェイス。さらに、預金やクレジットカードなどの電子データを自動的に取り込みますので、会計ソフトの入力作業も省力化。請求管理や給与計算、経費精算機能を活用すれば、中堅企業クラスのバックオフィス業務の最適化にも応えられる万能ツールです。
今回の京都中央信用金庫様とfreee様との提携によって、地元経済を支える中小企業へのfreee導入が強力に推進されるものと期待しており、私どももfreee認定アドバイザーとして、京都中央信用金庫様とともに、中小企業の生産性向上のサポートに取り組んでいきたいと考えています。
京都総合税理士法人 代表社員税理士 高栖 啓敬氏、代表社員税理士 橋本 太志氏
京都は古くて新しい学生の街であり、また若者が多いことからベンチャー企業が多く育つ土地でもあります。また老舗企業も多く存在しますが、それらの企業は常に時代の変化に合わせて絶えず成長しています。
「クラウド会計ソフト freee」をはじめとする、freee 株式会社様が提供されているサービスはこれらのベンチャー企業や老舗企業が求めているものを具現化したものです。
ネットバンクとの連携による自動仕訳や請求書の作成、資金繰りなどの経営分析までワンストップで行えるサービスは多くの事業者から支持されるものであると確信しております。
この度の京都中央信用金庫様とfreee株式会社様との業務提携は、今までに無かった新しい形での創業支援や京都の地域経済が活性化することを期待されるものでしょう。
我々税理士も微力ながら地域経済を担う一つとして、この新しい取り組みを応援したく存じます。