長野県は、IT人材の誘致を図るプロジェクト「おためしナガノ2017」の参加者募集を開始した。「地方での暮らしや仕事」を考えている首都圏などのIT関連の企業・個人・グループを対象に、同県内に住んで仕事をする“おためし”の機会を提供する。
対象は、長野県でIT関連事業を自ら行いたい人、地方への拠点設置を検討しているIT企業など。年齢は20歳～おおむね45歳。経歴や期間中に行う事業の計画書などに基づく書類選考・面談により参加者を決定する。
「おためし」中、コワーキングスペースなどで地域の人たちとの交流を通じて、長野県で本格的に「仕事をする（拠点設置）」「住む（二地域居住も歓迎）」のイメージを掴み、同県内へのIT人材誘致につながることを期待している。
【主な概要】
・長野県内に居住して、県内のコワーキングスペースを仕事場として事業をおこなう。
・業務内容は、自由で現在の業務の一部だけを長野県でおこなってもよい。
・「おためし」参加のために新たな事業をおこなう必要はないが、「おためし」を機に新規事業を立ち上げてもよい。
・期間中、長野県内にずっと住まずに本来の事業地（居住地）を行き来しながらでもよい。
【最大1人30万円! 引っ越し代や交通費も補助】
・住居
県有施設を原則無料で提供。
※水道光熱費等は自己負担
※実際場所によって提供がない場合もある。
・オフィス
コワーキングスペースの月額利用料を最長6カ月間補助。
・その他
引っ越し代や、仕事で東京等へ行く交通費等、家具家電や自動車等のレンタル料を補助。
おためし場所は「千曲川バレー」（北陸新幹線沿線）の飯山市・長野市・上田市・東御市・立科町・小諸市・佐久市と、塩尻市、伊那市、王滝村の10市町村の中から参加者の希望により決定する。実施期間は2017年9月～18年3月中旬の最長約6カ月間。募集に当たって、東京では5月21日、名古屋では6月9日に説明会を開催。募集数は12組（1組3人まで）で、募集期間は6月26日まで。
参考：
http://otameshinagano.com/
http://www.pref.nagano.lg.jp/service/otameshi/2017.html
