宮城県東松島市(以下 東松島市)と、KDDI株式会社、株式会社KDDI総合研究所、株式会社KDDIエボルバは、SDGs未来都市(注1)に関する事業の推進による地域活性化を目的とした協定を締結したことを発表した。
2018年6月15日にSDGs未来都市として選定を受けている東松島市とKDDIグループは、これまで「東松島市へのKDDIグループ社員出向」「スマート漁業(注2)」「農園事業(注3)」の取り組みを行っていた。
本協定を通じて、東松島市とKDDIグループは、相互連携と協働による活動を推進し、5Gを見据えたICTをはじめとする4者の資源を有効に活用することにより、東松島市のSDGs未来都市を推進し地域活性化を図っていくという。
【主な取り組み】
(1)スマート漁業に関すること
2015年度から東松島市浜市(はまいち)沖のシロサケ定置網を対象とした漁業の最適化に関する実証を実施してきました。今後、漁業者が活用しやすいスマートブイの開発、漁獲量予測の精度向上、シロサケ以外の魚種へ展開する実証を行うことで漁業の効率化を目指します。
(2)スマート農業に関すること
通信技術を活用した農作物の収量および食味の向上に関する実証を行い、持続的な地域の障がい者および高齢者の雇用に今後取り組んでいきます。※点滴灌漑の技術を活用し、ミニトマトの水分調節をデジタル的に行うほか、甘みを高めていく技術や画像解析による摘果時期の判断を行うことを予定。