株式会社サーキュレーション(以下、サーキュレーション)は、株式会社山口フィナンシャルグループのグループ会社である株式会社YM キャリア(以下、YMキャリア)と 「地方創生に係る包括連携に関する協定書」を締結したことを発表した。
山口県をはじめとする中四国・九州エリアの中核組織の一つである山口フィナンシャルグループと連携し、共に地域課題を解決していく。
山口県の人口は全国対比としても減少傾向にあり、最大162万人(昭和33年)であった人口は平成27年時点で140万人にまで減少しており、今後ますますの人口減少、特に働き手となる生産人口の減少が予想されていた。
一方、サーキュレーションでは、九州・関西・東海・北信越・東北と5つの営業拠点を設け、地方でのプロシェアリングの普及による経営支援並びに地域経済活性化・地方創生に取り組んでおり、2019年9月には、ソーシャルデベロップメント推進室( https://social-development.circu.co.jp/ )を立ち上げ、社会課題解決のためのプロシェアリングを強化していた。
※(出典)平成31年3月山口県総合企画部 統計分析課 調査分析班「山口県の人口と経済」
これまでのノウハウを活かしながら、中四国・九州地方の地域課題の解決、経済の活性化に向けての取り組みを強化するために、金融の枠を越えて地域を巻き込み、社会課題解決に取り組むリージョナル・バリューアップ・カンパニーである山口フィナンシャルグループとの包括提携に至った。
今回の協定書の締結により、山口フィナンシャルグループエリア内の企業はもちろん、自治体に向けたプロシェアリング活用の協働提案の実施など都市圏から地方への人材還流を通じた地方創生の実現に向けて連携を強化していく。
【包括連携協定の主な内容】
(1)地域課題解決に向けたプロシェアリング市場の構築・拡大に関すること
(2)地方創生の実現に資する人材確保支援に関すること
(3)地方企業の課題に紐づく人材確保スキームの構築に関すること
(4)副業・兼業等も含めた多様な形態による地域への人材供給に関すること
(5)その他地方創生に関すること
具体的には以下のような活動に共同で取り組む予定
(1)企業課題・地域課題の収集・振り分けスキル向上のための行員向け勉強会
(2)企業等、地元組織向け人材・プロシェアリング活用セミナー
(3)地元企業・地方自治体へのプロシェリング提案
(4)地域のプロ人材のデータベース化
株式会社サーキュレーション HP:
http://www.circu.co.jp/
【「プロシェアリングサービス」について】
地方は首都圏と比較して給与の格差が大きく、従来の雇用を前提とした転職支援サービスや自治体のU・I・Jターン施策等では、地方中小企業が経営レベルのビジネススキルを有するプロ人材を確保することが困難な現状があります。
プロシェアリングサービスは、外部のプロ人材の経験・知見を活用頂くことで、企業の経営課題解決を支援するサービスです。一人のプロ人材を一社で雇用するのではなく、業務委託という形態で活用し、複数企業でプロ人材の知見をシェアします。
首都圏在住のプロ人材も、転居を伴わず月1回から出張やリモートで就労できるようになるため、地方企業で勤務することへのハードルが下がり、雇用の場合と比べて飛躍的に成約率が高まります。
従来の雇用型では対応が困難なプロの経験・知見を確保し、経営課題を解決する手段として地方企業に活用されています。