コロナ禍の影響で訪日意向が変化!「地方優先が8割」新しい「日本体験」とは?
GLOCAL MISSION Times 編集部
2020/12/24 (木) - 07:00

海外向けWebマーケティングや、インバウンド集客事業を行う株式会社LIFE PEPPERが、運営する日本好き外国人のためのSNSメディア『Rec Loc Japan(レックロックジャパン)』にて、日本に関心がある外国籍男女を対象に「今後の訪日意向に関するアンケート調査」を実施し、最新の調査レポートを2020年12月22日(火)に公開した。(https://lifepepper.co.jp/inboundreport2020/ )

【調査背景】
新型コロナウィルスの流行による影響で観光産業の損失はリーマンショックの約3倍という世界的経済危機にある。消費者の海外旅行に対するニーズ自体も大きく変化し、経済危機を最小に留めるためにも、観光産業を初めとして、旅行代理店、交通産業、飲食店、地域社会などが連携して人気観光国としていち早く観光客を呼び戻す取り組みが必要である。国ごとの特徴や訪日旅行を検討する外国人観光客のニーズに応えるために必要な取り組みを把握することで、日本の観光経済がいち早く回復する施策に役立てることを目的として、海外在住外国籍男女を対象に「訪日旅行に関する意識・意向調査」が実施された。

【調査サマリー】
・全体の94%が「今後訪日したい」と回答
・訪日時期は、「規制緩和後(29%)」と回答する人が最も多かった。
・訪日希望の理由は日本の文化/歴史に興味がある(22%)と回答する人が最も多かった。
・全体の78%の人が「コロナをきっかけに、都市部よりも地方へ優先的に訪れたい」と回答。

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今後日本を訪れたいと回答した人が全体の95%という結果に。訪日の時期に関して、全体としては規制緩和後(29%)が最も多く、次いでニュースに上がらなくなったら(22%)となっている。直ぐにでも行きたいと回答した人は全体の15%、エリアでは東南アジア圏の割合が最も高く23%となった。

【訪日を希望する理由】201224_04.png (36 KB)201224_05.png (46 KB)201224_06.png (37 KB)201224_07.png (62 KB)

訪日希望の理由は日本の文化/歴史に興味がある(22%)、次いで食事(16%)となった。訪日の際メインにしたい体験は、寺院などの文化体験(26%)が最も多く、次いで温泉や自然散策が人気です。全体として「日本らしい体験」を求める人が多い。2019年12月に行った自社調査における、「中華圏の訪日満足度ランキング」1位「買い物(43%)」に対し、本調査における同エリアの「メインにしたい訪日体験」で「ショッピング」は10%程にとどまる結果であった。コロナ疲れや旅行が出来ない状況から、異文化を体験し知的好奇心を満たすプランに需要が高まることが予想される。

【場所について】201224_08.png (49 KB)201224_09.png (38 KB)

全体の78%がコロナをきっかけに地方を優先的に訪れたいと回答していることがわかる。一方で、選んだ理由については地方、都市部ともに「ゆっくりできると思うから」が50%を越えており、「訪日体験」自体への癒やしのニーズが汲み取れます。また都市部を選んだ人の31%が「口コミなどの情報が取得しやすい」を理由にあげており、地方における情報不足を懸念していることが伺える。

【まとめ】
多くの人が人混みを避け、ゆったりと文化体験や自然散策を楽しみたいと感じており、地方都市に気運が高まる結果となりました。一方で、得られる情報の少なさを不安に感じている人も多く、感染症対策はもちろんですが、WebやSNSなどを駆使した的確な情報発信がポイントになると予想される。

参考URL:https://lifepepper.co.jp/inboundreport2020/

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