IT/Web/ゲーム業界専門の転職エージェントである株式会社ギークリー(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:奥山貴広)は、2022年1月度にギークリーを利用していただいた企業と転職希望者を調査し、IT業界の転職市場をレポートにまとめました。
▼IT転職市場レポートサマリー
※内容は一部抜粋しております。全文は下記URLより閲覧可能です。
https://www.geekly.co.jp/column/cat-geeklycolumn/geeklyreport_202201/
<IT採用ニーズトピックス>
エンジニア採用を中心に「価格相場」が上昇
転職市場ではエンジニア採用が過熱しており、価格相場が上昇しています。特に通常料率をさらに値上げして人材紹介会社に還元する「フィーアップ求人」の増加が目立っており、フィーアップの求人数は2021年12月から2022年1月にかけて10%増加しております。結果的にフィーアップ求人の成約数が一気に伸長し、2022年1月の1ヶ月間のフィーアップ求人の成約数が、2021年10月〜12月の3ヶ月の合計成約数を上回りました。エンジニア採用は引き続き加熱しております。
事業会社×エンジニア求人の内定が年度末に向け一気に増加する見込み
事業会社(非IT業種)の企業様の内定数が直近3カ月で最も増加しております。特に内定数増加が顕著だったのが、エンジニア求人でした。さらにその中でも社内SEを含む開発エンジニアのポジションで内定が増えていることが特徴的です。決算時期を見越した1〜3月の内定数増加が見られた昨年同様に、今年も同期間の事業会社×エンジニア求人の内定増加が見込まれます。
<IT人材集客トピックス>
エンジニアの集客比率が大幅に上昇(昨年同月対比)
面談者の職種を分類した結果、昨年1月に比べ2022年1月はエンジニアの集客比率が53%から61%へと大幅に増加しました。エンジニアの集客比率61%は今年度で最も高い数値となっております。その中でも特に集客が伸びたのがWeb系エンジニア、インフラ系エンジニアでした。 企業のDX化加速の影響で、特に事業会社の求人に魅力的な要件が増えたことが、結果的に集客数の増加につながったと考えられます。
30歳以下の若手層のニーズが増加(昨年同月対比)
面談者の年齢を区分した結果、2021年1月に比べ2022年1月は30歳以下の若手層の集客比率が41%から45%に増加しました。2021年12月より引き続き若手層の採用ニーズが高まりを見せ、集客比率に影響しております。一方年収別での分類では、2022年1月は昨年対比で400万円以下の年収帯の占有率が37%から30%に減少しました。面談者の若手層比率は伸びているため、若手層に多かった低年収層が減少し、500万円以上といった優秀層を獲得できていることが結果に表れました。
———————————————
▼調査について
調査目的 :求職者の集客および求人の仕入れ状況からIT業界の転職市場を知る
調査対象者:2022年1月に当社をご利用いただいた求職者および企業