【仕事のモチベーションが上がらないときの対処法ランキング】社会人500人アンケート調査
GLOCAL MISSION Times 編集部
2023/05/30 (火) - 17:30

株式会社ビズヒッツ(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役:伊藤 陽介)は、現在お仕事をしている500人を対象に「仕事のモチベーションが上がらないときの対処法に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
詳細はこちら( https://bizhits.co.jp/media/archives/32762
仕事のモチベーションが上がらなくて困っている人も多いのではないでしょうか。「理由はわからないけど、いつもやる気が出ない」という人もいるかもしれません。

そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hits( https://bizhits.co.jp/media/ )は、現在お仕事をしている500人に「仕事のモチベーションが上がらないときの対処法」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。


調査概要
調査対象:現在お仕事をしている方
調査期間:2023年3月27日~31日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性308人/男性192人)
回答者の年代:20代 22.6%/30代 39.0%/40代 26.6%/50代 9.6%/60代以上 2.2%



調査結果サマリー
・仕事のモチベーションが上がらないのは「仕事内容に興味がもてないとき」
・仕事のモチベーションが上がるのは「評価・感謝されたとき」
・仕事のモチベーションが上がらないときの対処法1位は「気分転換を試みる」



仕事のモチベーションが上がらないのは「仕事内容に興味がもてないとき」

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現在お仕事をしている500人に「仕事のモチベーションが上がらないのはどんなときか」を聞きました。

その結果、1位になったのは「仕事内容に興味がもてないとき(103人)」でした。2位「雰囲気・人間関係が悪いとき(85人)」、3位「体調が悪いとき(83人)」と続きます。

モチベーションが下がる原因を大きく分けると「仕事内容や量」「会社のシステム」「上司・同僚」「体調」となりました。

仕事そのものに不満がある人も多かったですが、周りに影響されてモチベーションが下がる人も目立っています。


<1位 仕事内容に興味がもてないとき>

・同じ作業を繰り返しているときは、頭で何も考えずに行っていることがほとんどなので、モチベーションが上がりません(29歳 女性)
・あまり自分が好きではない仕事をしなくてはいけないときには、モチベーションが下がります(39歳 女性)
・月2回開催される売り上げ会議用の資料作成。営業の時間が割かれ、会議に出る責任者も資料作成を依頼される部下たちもモチベーションが下がる(44歳 男性)

苦手な仕事や嫌いな仕事をしているときに、やる気を失ってしまう人が多数。
また「意義が見いだせない仕事」や「繰り返しのマンネリ作業」についても、興味をもちにくいためモチベーションは下がりがちです。


<2位 雰囲気・人間関係が悪いとき>

・職場の中で人間関係がギクシャクしているときは、何をしていてもモチベーションが上がらなくなる(28歳 女性)
・気の合わない同僚と同じシフトだったとき(35歳 男性)
・上司の機嫌が悪いとき(47歳 女性)

雰囲気や人間関係がギスギスしていると、心おきなく仕事に集中できなくなり、モチベーションが下がってしまう人も多いとわかります。周りにどう思われるか不安だと、新しいことに挑戦したいという意欲が失われてしまうかもしれません。
また、だらけた雰囲気の職場だと「自分だけ頑張るのは馬鹿らしい」と感じてモチベーションが下がることもありそうです。


<3位 体調が悪いとき>

・あまり眠れていないとき(25歳 男性)
・生理などで具合が悪いとき(37歳 女性)
・肩こりなどがあり、身体の調子が良くないとき(40歳 女性)

寝不足や疲労がたまっているときには、集中できずモチベーションが下がってしまうことも多いのではないでしょうか。残業や休日出勤が続いていると、体調管理したいのにできないことも多いですよね。
「花粉症の時期はツラい」「生理中や生理前はどうしても体調が悪い」といった意見も寄せられています。


<4位 仕事がうまくいかないとき>

・前日にミスをした次の朝は、もはや出勤すらしたくありません(27歳 女性)
・思うように結果が残せないとき(30歳 女性)
・自分が思っているとおりに進まないとき(41歳 男性)

「ミスしてしまった」「頑張っているのに思い通りの結果にならない」といったとき、モチベーションが下がってしまう人も多いようです。
ひとつのミスや少しの遅れなら頑張れるかもしれませんが、ミスが続いたり「遅れ」「目標とのズレ」が大きくなったりすると、落ち込みやすいでしょう。


<5位 給料に不満があるとき>

・単価があまりにも安すぎて、仕事量に見合っていないとき(24歳 女性)
・仕事量のわりに給料が良くないと感じたとき(39歳 女性)
・収入が下がりそうなとき。個人事業主なので、売上が自分の収入に直結する(43歳 男性)

「給与が低い」「仕事と収入が見合っていない」といった不満を感じると、モチベーションは下がりやすくなってしまいます。
パートやアルバイトとして働いている方からは、「新入りの高校生と時給が同じだとモチベーションが下がる」といった声も寄せられました。
お金を得ることだけが働く目的ではないという考え方もありますが、やはり給料の高さはモチベーションを上げるうえで大切ですよね。


<6位 理不尽・不公平を感じるとき>

・上司や顧客から理不尽な説教をされたとき(29歳 女性)
・社内より理不尽な要求をされたとき(46歳 男性)
・真面目に仕事しているのに、理不尽に叱られたとき。また不公平があると「頑張っているのに報われない」と感じてしまい、モチベーションが上がりません(53歳 女性)

「理由も聞かず、いきなり怒られる」「職場内で、自分だけ仕事量が多い」といった出来事があったとき、モチベーションが下がる人も多数。
苦労や頑張りを否定されたり、えこひいきがあったりすると、やる気は下がってしまいがちです。


<7位 評価されないとき>

・正当な評価が得られないとき(28歳 女性)
・面倒な仕事でも「やって当たり前」と思われ、やったところで評価されないとわかっているとき(34歳 男性)
・最善を尽くしてやった仕事が評価されなかったとき(43歳 女性)

真面目に取り組み成果も出しているのに評価されないと、なぜ認めてもらえないのだろうと疑問に感じてしまいますよね。「頑張っても評価されない」「評価・給与に反映されない」と感じると、やる気もなくなってしまうでしょう。
評価が昇給に結び付かなくても、周りに認められている感覚や感謝の言葉を求める人は多そうです。



仕事のモチベーションが上がるのは「評価・感謝されたとき」

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では反対に仕事のモチベーションが上がるのはどんなときなのでしょうか。

もっとも多かった回答は「評価・感謝されたとき(128人)」でした。2位「仕事がうまくいっているとき(98人)」、3位「仕事内容が好き・得意(55人)」と続きます。

「人から評価・感謝されるとやる気が出る」という人が多数。仕事ぶりを評価されるためには、ほめてくれる同僚や顧客がいる雰囲気の良い職場で、自分に合った仕事をする必要がありそうですね。


<1位 評価・感謝されたとき>

・成果を出して評価されたとき(39歳 男性)
・上司や同僚から感謝されたとき。成果が認められたと感じるときです(42歳 男性)
・自分の業績が上司に評価されたり、クライアントに感謝されたりしたとき(50歳 女性)

大小関わらず、ほめられたり感謝されたりすると嬉しいですよね。「少しほめられただけでも、かなりモチベーションに影響する」という回答もありました。


<2位 仕事がうまくいっているとき>

・トントン拍子で仕事が上手くいっているとき。納期に余裕をもって間に合いそうなときは、心の余裕もあってかモチベーションがあがります(27歳 女性)
・ミスなく仕事をやり遂げたときです(39歳 男性)
・思ったよりもスムーズに仕事できたとき(43歳 女性)

予定通りに進んでいるときは、やる気が高まりますね。
また、難しい仕事が無事に完了したときや仕事で成果を出せたときなどは、達成感を味わえて「この調子でもっと頑張ろう」と他の仕事に対するやる気が湧いてくるでしょう。


<3位 仕事内容が好き・得意>

・プレゼンする予定を控えているなど、アクティブな仕事だとモチベーションが上がります(26歳 女性)
・クリエイティブな要素があるとき(30歳 男性)
・得意な業務やラクな業務を行うとき(44歳 男性)

時間を忘れて没頭できたり、やりがいを感じられたりする仕事を任されたら、モチベーションはあがりますよね。例え苦手な仕事であっても、得意な部分や好きな部分を見つけることは可能です。


<4位 雰囲気・人間関係がよいとき>

・繁忙期や人事異動の前後など、職場全体が「やらなければ」という雰囲気に溢れているとき(27歳 女性)
・職場の人間関係が良好な場合です。社長や上司の人間性がよい職場では、人間関係も良くなることが多く、安心して仕事に集中できます(46歳 女性)
・チームワークよく働けているとき(53歳 女性)

職場の人間関係や雰囲気がよいと、他の社員と連携がとりやすく、お互いに感謝したり褒めあったりする機会も多くなると考えられます。そのためモチベーションにもつながりやすいのでしょう。


<5位 プライベートが充実しているとき>

・仕事以外で恋愛などがうまくいっているとき(26歳 女性)
・「推しのライブに当選した」「仕事後に楽しみがある」といったとき(30歳 女性)
・オフの時間を気分よく過ごせたとき(45歳 男性)

休日にしっかりリフレッシュすれば、仕事への集中力も高まると期待できます。
「残業が少ない」「休日出勤がない」など労働環境が良好な職場なら、プライベートも仕事も充実させられそうですね。


<6位 休日・長期休暇の前>

・休みの前日(28歳 女性)
・「明日が休みだから、今日は頑張ろう」となります(35歳 男性)
・金曜日は休み前なので、無意識に気分が高まって「早く仕事を片付けよう」と考える(49歳 男性)

「休日を気分良く過ごすために、キリのいいところまで仕事を片付けて帰りたい」と考え、モチベーションが上がる人も多いのではないでしょうか。休日や休暇に楽しみな予定がある場合は、なおさらですね。


<7位 体調がいいとき>

・気持ちよく起床できたとき(24歳 女性)
・前日よく寝て、朝もスッキリ起きられたときです(43歳 女性)
・睡眠が十分足りていて、気分がスッキリしているとき(53歳 男性)

身体が元気で頭がスッキリしていると、仕事が順調に進みモチベーションもあがるのではないでしょうか。
朝気持ちよく目が覚めると「今日は体調がいいから、仕事もうまくいきそう」と感じ、ポジティブになれる人もいるようです。



仕事のモチベーションが上がらないときの対処法1位は「気分転換を試みる」

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最後に「仕事のモチベーションが上がらないときの対処法」を聞いたところ、1位になったのは「気分転換を試みる(174人)」でした。2位は「自分にご褒美を用意する(86人)」、3位は「とにかく仕事に集中する(70人)」でした。

「気分転換」が圧倒的多数。仕事の合間でもちょっとした気分転換はできるため、実践しやすいからでしょう。

ささやかなご褒美でも喜べる人なら、「自分にご褒美を用意する」も比較的取り組みやすい方法といえます。



<1位 気分転換を試みる>

・ゲームをしてリフレッシュ(26歳 男性)
・気持ちを入れ替えるために、席を立ったり、コーヒーを飲んだりします(32歳 男性)
・溜まっていた雑用をしたりカフェに行ったりして、気分転換するようにしています(41歳 女性)

「人間関係が悪い」「プライベートで心配事がある」など気がかりなことがあってモチベーションが下がっている場合、気分転換が有効だといわれています。
一旦外に出たり、音楽を聴いたりコーヒーを飲んだりなど、環境や行動を変えることで気分転換が可能です。仕事の作業内容を変えて気分転換している人もいました。


<2位 自分にご褒美を用意する>

・休みの日の予定を立てる(28歳 男性)
・仕事帰りにコンビニのデザートをひとつ買う(45歳 女性)
・旅行など自分が好きなことを考え、「好きなことのために働いている」と思うようにしている(61歳 女性)

「お昼や仕事帰りに外食する」「デザートを買って帰る」など、自分にご褒美を用意して頑張っている人も目立ちました。


<3位 とにかく仕事に集中する>

・余計なことはせず業務に集中する(31歳 女性)
・集中してひたすら入力作業する(48歳 男性)
・無理やりやる気をあげようとはしません。「そのうちやる気が出てくる」と思って、仕事の手はとめないようにします(50歳 女性)

感情抜きに手を動かしているうちに、徐々にやる気や集中力が回復してくることもあります。取り組む作業は「メールや資料の整理」「単純な入力作業」など、簡単なものでもかまいません。
「やる気は出ないけど、とりあえず何か作業しよう」と考えられるようになれば、モチベーションに関係なく仕事ができます。


<4位 しっかり休息をとる>

・ちゃんと休むこと(27歳 女性)
・15分くらい仮眠をとる(32歳 女性)
・とにかく休むことです(42歳 男性)

体調が悪かったり疲労が溜まったりしてモチベーションが下がっている場合には、休息をとることも大切。
真面目で仕事熱心な方だと「休むと周りに迷惑をかける」「有給休暇取得に罪悪感がある」と考えることもあります。しかしモチベーションをあげて効率的に仕事するためには、休息はとても大切です。
休憩時間や休日に、しっかり休んでみてください。


<5位 自分なりに目標を設定する>

・マニュアルから外れない範囲で、自分なりにルールやゴールを作って取り組む(29歳 女性)
・「限られた時間でどこまでできるか」を意識すると、夢中になれて充実感を得られることがある(33歳 女性)
・自分のしている仕事の「目的」「目標」「意義」を明確にする。また完成したときに相手が喜んでいるようすを想像する(66歳 男性)

自分で目標設定すると、仕事への取り組みが能動的になり、モチベーションを維持しやすいといわれています。
やるべきことが明確になって手順や工程が見えやすくなるほか、目標達成できれば達成感も味わえます。ゴールに到達した様子を想像することで、前向きな気持ちにもなれるでしょう。


<6位 無理しない>

・無理をせず最低限の仕事だけをこなす(29歳 女性)
・頑張りすぎない(44歳 女性)
・無理しようとせずに、できる範囲で業務を行う(50歳 男性)

「今日はモチベーションが上がらない日だ」「嫌いな仕事内容だから、やる気が出ないのは当然だ」と考え、無理しない人も多数。苦手な仕事内容に関しては、上司や同僚に頼って負担を軽減してもらっている人もいました。


<7位 割り切って考える>

・「やりたいことをするためには必要なことなんだ」と思い込む(26歳 男性)
・「仕事だ」と意識し、自分の気持ちを抑えます。「我慢した分がお給料に反映される」と考えているので、今我慢すれば来月はよくなると考えます(31歳 女性)
・「お給料をもらっているのだから、イヤなことがあっても淡々と自分のやるべきことをやるだけでいい」と割り切ります(51歳 女性)

「お金がもらえるならOK」「仕事だから仕方ない」などと割り切って考え、「嫌なことや理不尽なこと」「やりがいを感じられない作業」を乗り切っている人も多いとわかります。
ただ「仕事だから」と理不尽や不公平を我慢しすぎる必要はありません。「もう耐えられない」「割り切ろうと思ったけど無理」と感じたら、異動や転職を考えてみてはいかがでしょうか。



まとめ

仕事内容に興味がもてなかったり、人間関係や評価に理不尽さ・不公平を感じたりして、仕事のモチベーションをなくしてしまう人は多いです。反対に小さなことでも褒められると、やる気が湧いてくる方もいるでしょう。

モチベーションが低くなってしまったときには、気分転換やご褒美で乗り切っている人が多数。気分転換やご褒美でもやる気が湧いてこない場合には、「モチベーションに頼らず、とにかく仕事を始めてみる」という方法もあります。

毎日毎日モチベーションをあげるために工夫をしなくてはならない仕事・職場は、そもそもあなたに合っていないのかもしれません。自然にモチベーションがあがる職場に変わりたいという方は、転職や異動を検討してみるのもいいでしょう。


※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://bizhits.co.jp/media/archives/32762

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