営業支援会社の株式会社Lis(ヨミ:リス、所在地:東京都品川区、代表:浅井央)は、2023年6月の営業フリーランスの案件の月額平均単価のデータを発表します。公式サイト:https://lis-sales-japan.jp/lis-career/
営業フリーランスの案件の月額平均単価は56.8万円|最低単価は30万円
※本調査は、営業フリーランスのための案件マッチングサービス「リスキャリア」に登録されている110件を超えるデータをもとに集計したものです(100%稼働の案件のみ)。
公式サイト:https://lis-sales-japan.jp/lis-career/
今回は、営業フリーランスの平均案件単価を、業界別のランキングにまとめてお届けします。
2023年6月の調査では、営業フリーランスの案件の月額平均単価は56.8万円、最低単価は30万円となりました。求人ボックスの「給料ナビ」によると、営業職の正社員の場合、平均年収は391万円、月給は33万円となっており、フリーランスの月額の平均案件単価の方が1.72倍も高い結果となっています。また、営業職の派遣社員においては、平均月給が21.2万円となっており、フリーランスの案件単価の方が2.67倍も高いことがわかりました。
求人ボックス「給料ナビ」:https://onl.sc/ea2mZYL
ただ、ランサーズ「フリーランス実態調査2021-2022年」によると、フリーランス全体の経費などの出費を差し引いた平均年収は297.5万円となっており、営業職の正社員の平均年収391万円と比較しても94万円ほど低くなっています。これは、フリーランスの方が正社員よりも経費負担は大きいものの、所得にかかる納税額は低くなっていることが予測できます。
ランサーズ「フリーランス実態調査2020年」:
https://speakerdeck.com/lancers_pr/xin-huriransushi-tai-diao-cha-2021-2022nian-ban?slide=7
中でもフリーランスを本業としている自由業系フリーランスの年収の割合を見てみると、10万円未満が26%、10~50万円が19%、50~200万円が21%、200万円以上が20%、400万円以上が14%となっており、会社員の平均給与よりも低い200万円以上の年収が34%と半数以下である事が分かります。
営業フリーランスで平均単価が高い業界|第1位はIT業界の62.1万円
営業フリーランスで平均単価が高い業界の第1位はIT業界の62.1万円となりました。
IT業界の中でもSaaS業界は、近年最も急成長を遂げている業界と言えるため、優秀な人材が集まりやすく、実力があれば高い年収が稼げる業界となっています。
また、業界を超えた平均単価が高い案件の特徴としては、今回の調査では以下の3つが挙げられました。
・資金調達を受けているスタートアップ企業
・エンタープライズ向けの営業
・営業戦略など上流からのスキルがある方
資金調達を受けているスタートアップ企業の平均単価は57,8万円と、全体の単価よりも1万円多い結果となりました。
営業フリーランスの今後
近年、働き方改革が進み注目を集めているフリーランス市場。正社員と比較したフリーランス全体の平均年収は低いものの、案件単価を見てみるとその収入の多さは一目瞭然でした。
また、営業職はフリーランス全体の中でも収入が高い職種となっており、IT業界を中心に、スタートアップなどの新たに拡大する市場とともに需要が増えていることが伺えます。
すでに終身雇用制度も終わりを迎え始め、今後はフリーランスのような自立した人材の需要が増えていくことが予想されます。