広島県東広島市に本社を構える、提案型総合プラスチックメーカー、ダイキョーニシカワ株式会社。自動車樹脂製品・住宅樹脂製品の製造、販売を主な事業とし、特に長年蓄積してきた高い技術力と、多種多様な生産設備により、自動車に関わる様々な樹脂部品を提供しています。同社の会社概要や強み、求める人材像について、人事部長の小田さんにお聞きしました。
―まず、会社概要からお聞かせください。
当社は、2007年に高機能樹脂製品のものづくりに長けた2社(ジー・ピー・ダイキョーと西川化成)が合併して誕生しました。金属を樹脂に置き換えることにチャレンジし続け、自動車の外装部品から内装部品、パワートレイン部品、そして住宅部品のバスユニット・洗面部材まで、様々な樹脂製品を開発し提供しています。
―御社ならではの強みについてお聞かせください。
営業・マーケティング、そして研究開発から製造までの全工程を有することで、より柔軟な対応ができ、高品質かつ競争力のあるコストで製品を提供できることが強みです。研究開発や製品開発・生産技術においては、これまでに培ってきた高い技術力と実績を糧に他社にはない独自の提案をすることで、お客様の期待を上回る魅力的な製品を提供してきました。軽量化を進めた事例としては、車体後部のテールゲート(バックドア)や電気自動車のバッテリーカバーなどの樹脂化が挙げられます。 樹脂は金属よりも軽量で形状加工の自由度が高く、市場ニーズにフレキシブルに対応しています。
当社は自動車部品メーカーではありますが、社内に研究部門があります。樹脂の研究開発の分野で活躍できる場所があるので、そこに魅力を感じていただける方もいらっしゃいます。
―今、抱えている課題がありましたら教えてください。
直近の課題としては、人材の確保が難しくなっていると感じています。自動車業界は100年に1度の変革期と言われています。このような急激な環境の変化に対応するため、商品の付加価値向上、樹脂の新たな価値創造、そしてデジタル革新など、様々な社会課題に積極的に挑戦しています。目指しているのは「だからダイキョーニシカワを選ぶ」と言っていただけるブランドの構築です。一緒に、この変革期を乗り越えていってくれるチャレンジングな人材の確保が課題です。また、製造部門においても緊迫した環境下で適切に対応できる人材を求めています。各分野でスキル・経験を持った即戦力となる人材が理想ですが教育体制も整っていますので安心してきていただきたいです。
―採用で求めている人材像はございますか?
技術開発の研究など専門的なスキルをお持ちの方を切望しています。当社の社風はアットホームではあるものの生真面目なので、そういった雰囲気に対応できる方がマッチするのではと感じています。
当社では今後、樹脂の技術やノウハウを自動車部品以外の分野でも生かした新規事業開発を考えています。新しい知識や過去にとらわれない発想が必要になってくるので、柔軟に物事を考えることができ、一体感を持って力を発揮していただける方を求めています。
―御社の今後の発展を見据えてもプロフェッショナル人材が必要になりますね。
はい。電装部品では樹脂と電装の融合、デザインと工学の両立に挑戦しており、光透過ディスプレイやエアコンユニット、スイッチ類などを一体化したコックピットシステムの開発を進めています。また、電動化に伴い部品構成が変化すると見られるパワートレイン部品では、EV向けのバッテリーカバーや冷却パイプといった電動化対応部品の量産も進んでいます。当社では樹脂の専門職だけでなく、電気系の専門職などの採用も進め、共同で研究開発を行っています。時代の変化とともに、幅広い分野の人材採用が必要になってきています。
―広島に転職を考えている方に対してメッセージをお願いします。
広島は都市部の便利さもありながら、少し離れれば豊かな自然を感じることができる多彩で充実したまちだと思います。スポーツも盛んですし娯楽・商業施設などもたくさんあり、とても住みやすい地域なので、ぜひ魅力を感じていただきたいですね。この地で一緒に研究開発をして、持続可能な発展を目指していきましょう。
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