はんのう森林みらい塾 第2期修了式での集合写真
森林に関わる様々な分野において活躍している講師を招き、フィールドワーク、レクチャー、トークセッションなどを開催する「はんのう森林みらい塾」(埼玉県飯能市・事務局:特例認定NPO法人埼玉ハンノウ大学)は、2024年11月24日(日) 、飯能商工会議所大会議室にて「はんのう森林みらい塾」第 1 回ビジネスコンテストを開催しました。
9月〜11月の6日間の日程で開催されてきた「はんのう森林みらい塾」第2期の起業コース9名がプレゼンを行い、審査員による厳正なる審査の結果、最優秀賞「OBAYASHI WOOD VISION 賞」(株式会社大林組提供)を宮治菜津子(みやじ・なつこ)さん「素材もMADE IN JAPAN〜卓球のラケット用の木材の植林、また間伐材の使用〜」に決定しました。
宮治さんは卓球用品のメーカーでラケット製造に携わる制作職の会社員。ご自身のお仕事と、飯能市で生産される西川材とを結びつけて、林業を活性化したいという思いを語りました。
宮治菜津子さん
また、優秀賞「⻄武鉄道賞」(西武鉄道株式会社提供)には、埼玉大学大学院理工学研究科修士2年 小山駿(こやま・しゅん)さんの「学び舎 木匠創結〜木に学ぶ 習い事として提供する木工を通じたsteam教育〜」に決定しました。大工の父を持つ小山さんは幼い頃より自然やものづくりが身近な存在であり、「木を通じて、自分の手で体感しながら成長する」教育的価値に着目。日常の習い事として木工を中心とした教育プログラムを構想しました。
小山 駿さん
プレゼンには、新井重治飯能市長も立ち会い、「いずれの発表も素晴らしいアイデアでした。9名の森林に寄せる熱い想い、実現したい夢を感じ取ることができました。面積の75%を森林が占める飯能は、森林に携わる方々によって育まれてきた町です。森林文化都市・飯能として、今回のアイデアの実現を応援していきたいです。」とメッセージを送りました。
今期は、講座終了後に受講生の中から2名が飯能市への移住を決意しました。はんのう森林みらい塾では、引き続き受講生たちと飯能の林業事業者等とをつなぐコーディネートを行い、プランの実現に向けてサポートして参ります。
森林の課題解決に向けた公開セミナーを1月19日に開催
長野県茅野市からゲストを迎えて開催
2025年1月19日(日)、飯能市市民活動センター多目的ホールにて公開セミナー「林業事業者×暮らしのプロダクト 八ヶ岳山麓 “yaso”から学ぶプロデュース論」を開催します。
対象は、飯能市内外で林業や材木関連の仕事に携わる方々や、森林の活用に関心のある一般の方々です。特に、これから商品作りに取り組もうとされている方に向けた内容となります。こちらもぜひご紹介ください。
[日時]
2025年1月19日(日)14:00~15:30 (開場13:30)
[会場]
飯能市市民活動センター多目的ホール(丸広百貨店飯能店7階/飯能市栄町24番地4)
[費用]
入場無料
[定員]
50名
[申し込み]
はんのう森林プラットフォームのウェブサイトよりお申し込みください。残席がある場合は予約なしでもご入場いただけます。
[公式WEB]
https://forestplatform.net/archives/news/news-1248
[主催]
はんのう森林みらい塾(はんのう森林プラットフォーム)
[後援]
飯能市/飯能商工会議所/(一社)奥むさし飯能観光協会/西川広域森林組合
[協力]
株式会社ヤソ/木楽里kirari(有限会社創林)/合同会社西埼玉暮らしの編集社
はんのう森林みらい塾とは
森林に関わる様々な分野において活躍している講師を招き、フィールドワーク、レクチャー、トークセッションなどに「あなたが参加しながら」「あなたにとっての森林との関わり方」を考える、いわば「あなたのための森林体験起業塾」です。
埼玉県飯能市の特例認定NPO法人埼玉ハンノウ大学が事務局を担い、飯能市の森林サービス産業事業として、2023年度に第1期を開催、2024年度に第2期を開催しました。