「働くヒトの未来を創るワークシフトインフラの構築」をビジョンに掲げる株式会社groovesと、北海道石狩市は地域経済の活性を目指し、都市部人材の副業受け入れプロジェクトの実証実験を開始した。
販路開拓に必要なマーケティング業務やIT戦略など、地域に不足する業務スキルを持つ人材を副業の場として都市部から呼び集めることで、企業の活性化及び交流人口の拡大を目指していく。
石狩市は、札幌駅から15キロメートル、車で30分の好位置し、北海道日本海側の海の玄関口となる国際貿易港石狩湾新港を核とする道内最大級の工業団地があり、現在さまざまな分野の640社を超える企業が稼動する産業拠点となっている。
一方、企業で働く人材の確保には課題が残っており、マーケティング、IT戦略、情報発信など、今後の事業拡大に必要な業務スキルを持つ人材の確保、従業員の育成が今後重要になってくると考えられていた。
北海道は全国魅力ランキングで9年連続1位になるなど、出身者を合わせれば北海道を訪れたい潜在的な人数は相当数いると考えられている。石狩市ではこうした潜在層に対し、市内企業での継続的な副業(仕事)を用意することで、継続的な交流人口の創出と企業が確保しづらい業務スキルを持つ人材確保を促進していくという。
都市部大企業やベンチャー企業で相次ぐ従業員の副業解禁や、厚生労働省による「副業容認モデル就業規則」の改定に向けた動きなど、社会的に副業が大きなトレンドとなっている。グルーヴスが運営している副業プラットフォーム「SkillShift」は、人口減少時代の新たな人材活用方法として都市部のハイスキル人材と地方の中小企業を結ぶ場として「副業正社員」という新しいカタチを提案している。尚、本サイトへの登録及びマッチングフィーは当面、全て無料で運営していくという。
今後もグルーヴスは石狩市をきっかけとし、北海道中の企業からの登録を募集し人材面での道内企業の課題解決を目指す。
参考:
・副業プラットフォーム「SkillShift」
https://www.skill-shift.com/
・グルーヴス
https://www.grooves.com/