国土交通省と民都機構が地域金融機関と連携し「マネジメント型まちづくりファンド」を創設
2018/03/30 (金) - 07:00

国土交通省と民都機構(一般財団法人民間都市開発推進機構)は、地域金融機関と連携して、一定のエリアをマネジメントしつつ、当該地域の課題解決に資するリノベーション等の民間まちづくり事業を連鎖的に進めるため、当該事業へ出資等を行う「マネジメント型まちづくりファンド支援事業」を創設した。

それに伴い民都機構は、朝日信用金庫との間で、「谷根千まちづくりファンド」を設立し、同ファンドへ出資する。同ファンドでは東京都内の谷中・根津・千駄木を中心としたエリアにおいて、「生活文化資源」とされている風情ある古民家等のリノベーション事業を支援していく。

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【谷根千まちづくりファンド】
朝日信用金庫は、東京文化資源会議に参画し、「生活文化資源」とされる谷根千地区の風情ある古民家や路地の保全に取り組んでいる。当ファンドはこれら古民家等のリノベーション事業を支援する。
※東京文化資源会議:有識者や地元企業等の参画のもと、谷根千地区から神田・神保町地区における文化資源を活用したまちづくりを検討する会議

・ファンド総額:10,000万円(朝日信金:5,000万円、民都機構:5,000万円)
・対象エリア:谷根千地区及びその周辺地区
・地域の課題:
谷中・根津・千駄木地区は、震災・戦災を免れた古民家が、都心部では比較的多く残存するエリアだが、老朽化、居住者の高齢化、相続、マンション開発などにより年々その数が減少してきており、風情ある街並みが失われつつある。

・対象事業:
古民家等を飲食・物販店舗、宿泊施設等の施設にリノベーションし整備・運営することで地域課題
の解決に資する民間まちづくり事業

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