筑波学院大学が「地域デザイン学芸員」養成講座を開始 6月30日まで受講生募集中
2018/05/09 (水) - 07:00

筑波学院大学は、平成29年度文部科学省職業力育成プログラムBPに選定された、「地域デザイン学芸員」養成プログラム講座を7月24日より開始する。受講生の募集は5月1日より6月30日まで同大学ウエブサイトで行われている。

地域デザイン学芸員とは、地域の文化や資源を付加価値化し、観光、都市デザイン、地域活性化を目的として起業する、また地域産業を文化、生活の視点から変革、創造する人材を指す。

平成30年度の地域デザイン学芸員養成プログラムは、茨城県牛久市の地域資源をテーマに、講義と演習を行い、「牛久市おいしいミュージアムをつくろう」という具体的な課題を設定してプログラムを展開し、筑波学院大学の講座と牛久市の現場での実習で構成されており、7月24日から開始される。

牛久市は重要文化財である牛久シャトーや、牛久大仏があり、年間200万人の人々が訪れる有数の観光地であるが、地域の課題もかかえている。この課題解決を含め、受講者達が牛久の街から新たな観光資源を掘り起こし、地域の宝物として商品やサービスを開発し、学習コンテンツを開発する実践的な演習を通じて、地域ビジネスや地域教育、コミュニテイ活動に貢献する人材を養成する目的で5つのライセンスごとに講座が開かれる。この成果は平成31年1月22日から開催される「牛久おいしいミュージアム」で受講生が発表する。

地域デザイン学芸員資格は、

・エクスプローラ:
デジタルミュージアムの素材となる地域文化資源を発掘してデジタルコミュニケーションスキルを習得。

・コミュニケータ:
地域文化資源と新しい産業の融合を模索して展示技術、ミュージアムグッズの発案や学習プログラムの開発技術を習得。

・エデュケータ:
ミュージアムマネジメントやミュージアムデザインの手法を学び、自宅や、商店街に付加価値をつけて展示スペースにする技術を習得。

・クリエータ:
地域文化資源のマーケティング、ブランディングを学び、顧客ターゲットを特定して商品開発する知識と技術を習得。

・プロデューサ:
地域文化資源のプロジェクトマネジメントで、地域の教育や地域経済をテーマに地域の未来をデザインする技術を演習により習得。


上記5つのライセンスから成り、これらを取得し指定されたすべての科目、9科目19単位を履修した受講者に、地域デザイン学芸員・キュレータの履修証明が発行される。

募集定員は50名で、出願資格は大学への入学資格をもつ、または大学入学資格と同等の学力か社会経験があること。
出願期間は平成30年5月1日から6月30日まで。


【募集要項および養成講座の詳細】
・筑波学院大学 平成30年度 地域デザイン学芸員 受講生募集要項
https://www.tsukuba-g.ac.jp/whats_new/chiikidezaingakugeiin_bosyu/

 

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