「今の仕事では何だか満足感がない」「かと言って安定した会社員の仕事を捨てるのは不安」という人におすすめなのが、好きなことも仕事にするWワークの働き方です。今回は、最近ますます増えてきたWワークの働き方について紹介しましょう。
1.何に携わりたいのか、好きなことを明確に
Wワークと一口に言っても、種類があります。みなさんの好きなこと、関わってみたいことは何でしょうか?まず「自分の興味あること」を書き出してみましょう。また「収入を仕事以外で得ること」にすごく興味があって、お金が得られれば「何」をするかはあまり重要視しないですか?その場合は、週何回か夜アルバイトをする、株式投資をする、など手っ取り早くお金になる方法に向かって行動する方法を見つけるとよいでしょう。さらに「好きなことに携われれば、ボランティアや趣味の活動をする、勉強する、という収入が望めない方法でよい」という人もいるかもしれません。その場合も団体や学校を探し、お金を払ってもよいと考えて行動すれば、携わることは可能になります。自分がどのやり方を目指すのか、整理してみるとよいでしょう。
2.「好きなことで収入を得る」に必要な資金や準備
「好きなこと」が何か、によって必要な資金や準備は当然変わってきますが、最近非常に増えてきているのは
①何かの「作ったもの」をネットに出品し、売上を得る方法
②自分が身につけたスキルを活用し、クラウドやネットを通して個人で仕事を得る方法
です。
みなさんがアクセサリーやおもちゃ、雑貨、機械などの何か自分自身で作成できる「もの」を多くの人に知ってもらい、買ってもらいたい、と思うのであれば、最近は3Dプリンターを個人時間貸ししてくれる場所や、自分の制作ブースや道具をレンタルできるスペースなどもどんどんできていますので、作ったものをネットオークションで販売するという試みを始めることもたやすくなっています。その場合、必要なのは材料費と制作する道具の費用、場所、PCかスマートフォンということになります。収入は少なくてもよいから、自分が作りたい、という人に向いている方法ですね。
②の方法は、今までの仕事で得たスキルの活用ということだと、あまり「好きなこと」につながらないかもしれませんが、例えば、今までの知財に関わった経験を活かして「知財管理のことについて意見を聞きたい」という要望を出している企業を1時間いくらでスカイプコンサルティングをする、翻訳の知識と経験を活かして企業からの依頼の資料を翻訳する、などクラウドを探すと自分のスキルを登録して申し込むことができます。PCとネットにつながる環境、自分の能力があれば始められますが、他の登録者との選定になりますので、仕事を得るにはいかに自分のスキルを棚卸し、アピールできるかが重要になってきます。
3.始めるにあたっての注意ポイント
いざWワークを始めるにあたっては、いくつかの注意ポイントがありますので、その点も確認しておきましょう。まず、みなさんの会社の就業規則は「副業OK」でしょうか?全くダメという会社もあれば、特に問題ないという会社もありますので、よく調べておく必要があります。また、ちょっと始めて本当に少ない収入でも楽しく関われればよいのか、事業として発展させていきたいのか、始めた後に考えてみてください。大きく収入を伸ばしたいのであれば、スキルアップのために勉強する、集客方法を考える、などの努力もより必要になってきます。1年毎には方向性ややり方の見直しをしましょう。
今は、ネットや本などでも、多くの個人の仕事を進める手法が手に入る時代です。以前よりもずっと好きなことでWワークをすることが可能になってきました。現在の仕事に満足していないなら、一歩「何がやりたいか」考えてみることから始めてはいかがでしょうか。