北海道富良野市は、WILLER株式会社と富良野市が目指すスマートシティ構想の実現に向け、まちの移動に必要な新たなモビリティサービスの開発と移動連携プラットフォーム「MaaS(Mobility as a Service)」の実用化を目指し、連携を開始したことを発表した。
富良野市は、ICTを活用したスマートシティの実現によって、住みよい環境を築くことを目指しており、その中で、移動の課題として、路線バスの利用者減や、鉄道が単独で維持することが困難な線区として位置づけられている状況であることに加え、運転免許証の自主返納や農村地域で運行している地域コミュニティカーのあり方など、公共交通全体の再編が求められている。
一方、WILLERは、これまで日本・ASEANで培ってきた『シェア』『自動運転』『MaaS』によって効率化することで、労働力不足の課題を解決するとともに、安全で安心して利用できる質の高い交通サービスを作ることを目指している。
富良野市はWILLERの持つ技術やノウハウを活用し、データの利活用による交通の最適化に期待し連携して取り組むことで、住みよいまちづくりと地域の活性化を目指すという。
<スマートシティに向けた新たなモビリティマネジメントの連携に関する覚書 概要>
締結日:2020年7月16日
目的:富良野市が目指しているスマートシティに向け、新たなモビリティの調査・検討・実施に取り組むことで、市民サービス向上と地域活性化に寄与する。
連携事項:
①地域経済活性化に貢献する新たなモビリティサービスの調査・検討
②地域交通の利便性の向上に関する取り組みの検討・実施
③その他本協定の目的を達成するために必要な事項