株式会社SPACEは、環境省が保全している富士箱根伊豆国立公園内の三宅島と小笠原国立公園内の母島を舞台に、子供のアクティブラーニングと地域活性化を支援する画期的な教育プログラム「宝島キッズラーニングプロジェクト」のラーニングプログラムを、凸版印刷株式会社、一般社団法人リリースと共同で開発した。
日本では観光産業が主要な産業になりつつある中で、新型コロナウイルス感染症の拡大により、国内外の旅行者が急激に減少し、各地の観光地では集客が難しくなっている。国内有数の観光地である国立・国定公園では、宿泊業をはじめとする観光事業者等へ甚大な影響が出ている状況で、地域の雇用の維持が喫緊の課題となっており、この課題を解決すべく、宝島キッズラーニングプロジェクトを通して、全国の地方創生の支援を目指します。
宝島キッズラーニングプロジェクトとは
このプログラムは、環境省が保全している富士箱根伊豆国立公園内の三宅島と小笠原国立公園内の母島を舞台に、それぞれの島に眠る自然資源にスポットライトを当てた、小学5年生から中学3年生までを対象にした子供向けの学びのプロジェクトだ。
今後の展望
宝島キッズラーニングプロジェクトのような「子どもの学び」にとっても魅力的なコンテンツを整備することで、家族単位で充実したワーケーション施策の実現を目指し、従来とは異なる新たな層の観光客を誘致することで、更なる地域の活性化を支援する。将来的に、自然資源を次世代へ継承し、適切な活用を自ら考え行動することを参加者たちへ促すとともに、人材育成へと繋げていく。また、このプロジェクトは環境省が実施する「国立・国定公園への誘客の推進事業」に採択されている。
【宝島キッズラーニングプロジェクト概要】
名称:「未来の地球人、集まれ!エネルギーの宝庫『三宅島』を解剖せよ」
実施期間:2020年11月15日(オンライン授業)実施済み
2020年11月28日から29日(フィールドワーク)実施済み
実施期間:2020年11月15日(オンライン授業)実施済み
対象地域:三宅島
内容:(1)子どもの探究心を高めるオンラインでの事前学習
火山島でもある三宅島には、都会では見ることのできない石がいたるところに転がっています。その石の正体を探るため、自宅で石を再現する実験を行うことで三宅島の秘密にせまります。
(2)三宅島の持つさまざまな大地の色をめぐるフィールドワーク
火山の噴火によって生まれた不思議な「地形」と、緑・青・赤・黒など色とりどりの大地の色で彩られながら、さまざまな表情をもつ三宅島を、現地のネイチャーガイドとめぐりながら、事前学習で取り扱った石の秘密を探るフィールドワークを実施します。