コンサルタント業から七尾市へ移住し、農業で独立
大森幸太郎さん
GLOCAL MISSION Times 編集部
2023/09/20 (水) - 01:00

金沢市出身の大森幸太郎さんは、関東の企業で経営コンサルタント業に従事していましたが、多忙を極める日々に終止符を打ち、28歳で縁のある七尾市へ移住しました。七尾市に来て農業を始めた大森さんに、今の暮らしや仕事についてお話を伺いました。

まず、自己紹介をお願いします

金沢市出身、妻と一男一女の4人家族です。高校を卒業後、進学をきっかけに関東に移り、10年間、東京と神奈川県に住んでいました。サラリーマンとして、経営コンサルタントの仕事をしていました。

以前から妻とは定年を迎えたら、農業をしたいと話していたのですが、若いうちから始めることも考えるようになりまして。コンサルタントを辞めて、農業をするために28歳のときに七尾市に移住しました。

なぜ七尾市を選んだのでしょうか?

実をいうと、私の先祖はずっと七尾市の中島町に住んでいたんです。祖父の代から仕事で金沢市に出るようになりましたが、曾祖父の家は中島町にあり、盆や正月にはよく遊びに行きました。曾祖父が亡くなってからは誰もその家に住まなくなってしまい、その家を守るために七尾市に戻ろうと思いました。

七尾市の暮らしはいかがですか? 

地域とのつながりが強いと思います。七尾に来て、地元の祭りの若い衆や消防団に入り、近所とのつながりはすぐにできました。こういうのは、都会ではあまりないかもしれませんね。

もっと、のんびりできるかなと思っていたのですが、農業は結構忙しいんです。でも、休みたいときに休めますよ。休みの日は、自宅の前でバーベキューをするなどして、楽しんでいます。

七尾市の子育てをする環境はいかがでしょうか?

保育園には待機することなく入れますし、子育てしやすいところだと思います。近くには海も山もあり、公園が多くて、遊びに行ける環境は整っています。

おすすめスポットを教えてください。

海は波がなくて、とてもきれいです。湾岸道路の道を走るのが好きです。

農業でどのようなものを扱っていますか?

主にピーマンとネギ、キャベツをつくっています。個人事業主として農業をしているのですが、法人も立ち上げています。法人活動の紹介をさせて頂くと、昨年からポテトチップス用のジャガイモをつくっているんですよ。

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農業を始めるにあたって大切なことはありますか?

農業を始めるには土地が必要なので、土地がありそうなところを探しておいたほうがいいかもしれません。

私自身は、農業を始めたのは七尾市に来てからで、それまでは全くやったことがありませんでした。何の準備もせずに来たので、地元の大きな農家に「勉強させてください」とお願いしたんです。そこで紹介していただいた法人で2年くらい農業を学び、そこから独立しました。その2年間で、周囲との交流を深めることができ、土地を紹介していただきました。

今後の計画について教えてください。

法人の規模拡大の一環で、じゃがいもをつくる面積を増やしていきたいと思っています。地域の独立した農家でつくられたグループ法人なのですが、そこで「能登新選組」というブランドを取り扱っています。グループに入って一緒に出荷してくれる若い人が増えれば、農業がにぎやかになると思います。

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移住を考えている方々へメッセージ

七尾市に移住する方の多くは、私のように何らかの縁があるケースがほとんどですが、なかには、ロケーションが気に入って来られる方もいます。

移住は思い切った決断ですが、来てみたら何とかなるものですから、迷わずお越しください!もし、仕事について不安があれば、私のところで農業を始めてみるのはどうでしょうか。法人雇用もできるので、ぜひご連絡ください!

【七尾市移住支援サイトはこちら】
「七尾暮らし 私が輝く、もの こと じかん」

https://www.nanaogurashi.jp




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