下川町産業活性化支援機構(所在地:北海道下川町)は、ローカルベンチャー「シモカワベアーズ」の募集を開始し、町内企業の経営幹部人材や後継者、また「地域おこし協力隊制度」を利用して起業を目指す人材を対象に募集開始した。
ローカルベンチャーとは、地域にある、まだ活用されていない資源を価値に変え、地域に新たな経済や暮らしの豊かさを創造するベンチャービジネスのことを指す。2016年度より、ローカルベンチャーによる地域の産業構造改革に取り組んできた岡山県西粟倉村と大学生や起業家の人材育成によって数多くの起業家を輩出してきたNPO法人ETIC.が呼びかけ役となり、国の地方創生施策の一環として、下川町を含めた全国10自治体と連携して、「ローカルベンチャー推進事業」を実施している。
「シモカワベアーズ」は、“好き”を仕事にしている人や“自分で選んで”ワーク・ライフ・リンクを実践する町内の人々──その共同体を指しており、その「シモカワベアーズ」の生き方・暮らし方に共感し、町内の事業の継承者や右腕となる人材を全国から募集をする。
下川町では現在、人口減少による担い手不足や、事業者の高齢化、後継者不足など日本の他の地域と同様、様々な課題を抱えているが、 ここ数年では人口動態における社会動態はプラスに転じ始めているという。この勢いをさらに増加させ、循環型森林経営を実践する町で「自分らしい暮らし」や「夢の実現」のための舞台を求めている方を呼び込み、町として次のステップを目指すべく、下記の人材募集を開始した。
<起業家>
・木を使って商品開発、企画提案を行うプロデューサー
・漢方薬の原料になる薬木・薬草を活かした事業
・町内の木質バイオマスボイラの余熱を使った新事業
・テーマは不問。やりたいことを形にする起業家
※起業の場合は「地域おこし協力隊」制度を利用した移住になります。
<就業>
・3Dルーターなど最新技術を生かした加工技術職、デザイナー(就業先:下川フォレストファミリー株式会社)
・木を使った商品開発、他者との連携や企画担当者(就業先:下川フォレストファミリー株式会社)
・循環型森林経営を土台に地域の雇用を生む企業の後継者(就業先:下川フォレストファミリー株式会社)
・地域密着型の商店の鮮魚スタッフ(就業先:合資会社寿フードセンター)
・地域の台所を支えるお店の次期後継者(就業先:合資会社寿フードセンター)
※斡旋などの職業紹介は行なっておりません。
【対象者】
・地域での仕事や働き方に興味がある方
・北海道下川町に興味がある方
・起業をしたい方
・自分の好きなことを仕事にしたい方
・循環型森林経営など下川の取り組みに共感する方
各枠組みで設置された募集専用ページから必要事項を記載したメール・電話で連絡。
募集期限は2017年8月31日(木)まで。募集概要・応募方法はこちら≫
参考:
シモカワベアーズ