みやき町、地方自治体初「スマート農業アライアンス」に参画 一次産業の発展を推進
GLOCAL MISSION Times 編集部
2018/07/27 (金) - 11:00

AI・IoT・ビッグデータプラットフォームのマーケットリーダーである株式会社オプティム(以下 オプティム)と、佐賀県三養基郡みやき町(以下 みやき町)は、AI・IoTの活用を推進し、住民の健康福祉拡充、町の経済発展を目指すことを目的として、「AI・IoTの推進に係る包括連携協定」を2018年5月18日に締結していた。

そして今回、みやき町は、農業分野において、AI・IoTを活用したスマート農業(※1)を推進すべく、オプティムが設立した「スマート農業アライアンス」へ地方自治体として初めて参画する。

「スマート農業アライアンス」とは、AI・IoT・ビッグデータを活用して“楽しく、かっこよく、稼げる農業”を実現するべく、スマート農業を推進する取り組み。「オプティム・スマート農業アライアンス」へは、スマート農業を共に実現する未来志向の考え方を持つ者であれば誰でも参画ができる。「スマート農業アライアンス」に参画すると、「スマートアグリフードプロジェクト」、「スマートデバイスプロジェクト」、「その他プロジェクト」のいずれかに参加する。

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本アライアンスを活用し、遊休耕作地の有効活用、新規就農者の増加、みやき町の基幹産業である第一次産業のさらなる発展を図るべく、オプティムとみやき町は、町内の生産者とともに一体となり、ガバメントクラウドファンディング(以下 GCF)を活用したスマート農業による一次産業活性化事業を推進していく。

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GCFとは、ふるさと納税制度を活用して行うクラウドファンディングで、自治体が抱える問題解決のため、ふるさと納税の寄附金の「使い道」をより具体的にプロジェクト化し、そのプロジェクトに共感した者から寄附を募る仕組み。GCFの仕組みを使うことにより、自治体の財源だけでは実行が困難なプロジェクトを推進することが可能となるという。

今回、みやき町が行うGCFにて集められた寄付金は、すべて今回のスマート農業推進費用に充てられ、事業を遂行するにあたって寄付金で賄えない分を、みやき町の自主財源で補う。オプティムでは、今後も全国の自治体に未来志向の生産者を支援する「スマート農業アライアンス」への参画を呼び掛けていく。

 

【みやき町のスマート農業推進事業の特長】

◆事業目的
スマート農業をみやき町に根付かせ、有休耕地活用や新規就農者増加につなげることを目的とします。

◆役割分担
[みやき町]
・スマート農業へのチャレンジによって生産者に減収が生じた場合に、減収分の収入を保証※3
・スマート米※4プロジェクトに必要な費用の一部をGCFのスキームを活用して募集
・生産されたスマート米をGCFの返礼品として納税者へお届け

[オプティム]
・スマート農業テクノロジーを、みやき町の生産者に無償でご提供
・生産者に対して、スマート農業ソリューションを活用して「減農薬」のスマート米の生産を委託
・生産されたスマート米を全量買い取り、販売まで実施
・スマート農業により出た付加価値分を、生産者にシェア


【「スマート農業アライアンス」各プロジェクト】

◆「スマートアグリフードプロジェクト」とは
ドローン・AI・IoTを利用して「減農薬」を達成して、高付加価値がついた農作物の生産、流通、販売を行うプロジェクトです。「スマートアグリフードプロジェクト」に協力いただける生産者様へは、ピンポイント農薬散布テクノロジーを含む、「OPTiM スマート農業ソリューション」を無償提供(※3)いたします。また、その中でも「大豆」と「米」を生産頂ける方は、「OPTiM スマート農業ソリューション」を通じて生産された作物すべてを、オプティムが買い取りいたします。(※3)


◆「スマートデバイスプロジェクト」とは
「スマートデバイスプロジェクト」とは、スマート農業を実現するキーとなるスマートデバイス(スマートフォン、タブレット、スマートグラス、ドローン、フィールドセンサー、IoT農機具など)を活用し、生産者の農作業の負担軽減や技術伝承の問題を解決するプロジェクトです。さまざまなメーカーのデバイスを、オプティムの「OPTiM スマート農業ソリューション」と融合させ、生産者に必要となるサービスを作り出します。


参考:
・みやぎ町
https://www.town.miyaki.lg.jp/

・オプティムとみやき町の「AI・IoTの推進に係る包括連携協定」について
https://www.optim.co.jp/news-detail/36066

・「スマート農業アライアンス」について
https://www.optim.co.jp/agriculture/


※1:スマート農業:AI・IoT・ロボットなどの最先端技術を農業へ活用し、農作業の負担軽減や、農作物の収量、品質の向上などを目指す、新たな農業。
※2:一定の条件を満たす必要がございます。詳しくは「OPTiM スマート農業ソリューション」Webサイトよりお問い合わせください。
※3:スマート米:商願2017-169319を取得。「OPTiM スマート農業ソリューション」を利用して栽培され、一定の基準を満たした米。

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